科目名 公民科教育法U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 赤石 憲昭

テーマ
現代社会の諸問題を主体的に探究する公民科教育

科目のねらい
<キーワード>
公民科教育の歴史  現代社会の課題の認識
現代社会における人間の生き方・在り方  先哲の思想

<内容の要約>
 この授業では、みなさんが高等学校で公民科の指導を自信をもってできるようになることを目的とします。まずは、公民科の目標をきちんと把握することからはじめ、公民科で扱われる各分野の要点を再確認をしながら、さらにそこから魅力的な授業をどう作っていくかを考えます。教科書をただ読むだけの授業では、聞いていてもつまらないですよね。では、そうではない授業をするにはどうしたら良いのでしょうか。一緒に考え、練習します。
 そもそも公民科は、現代社会の問題、そして、そこでの人間の生き方・在り方を知り・考える教科です。この講義の過程で、みなさん自身の社会観・人生観を見直す機会にしていただくとともに、生徒の主体的な学習をどのように促すかを考えます。

<学習目標>
高等学校公民科の基本的知識を習得する。
人間の生き方・在り方について考える。
現代社会の諸問題について、生徒が主体的に探究し、自らの考え方を形成する方法を考える。
指導展開例を通して教職に必要な資質を養う。

授業のながれ
はじめにー「公民科教育法U」の内容と展開について
公民科教育の歴史・学習指導要領「高等学校公民科」の目標と内容
指導の展開例を考える(1)ー青年期の特徴と自己形成
指導の展開例を考える(2)−古代ギリシアの思想
指導の展開例を考える(3)−世界の宗教(1)
指導の展開例を考える(4)−世界の宗教(2)
指導の展開例を考える(5)−近代の思想
指導の展開例を考える(6)−現代の思想
指導の展開例を考える(7)−東洋の思想
指導の展開例を考える(8)−日本の思想
指導の展開例を考える(9)−現代の倫理問題
指導の展開例を考える(10)−民主主義の思想
指導の展開例を考える(11)−経済社会と生活
指導の展開例を考える(12)−国際社会の動向
まとめー公民科の授業の方法について

準備学習の内容・学ぶ上での注意
公民科は、現代社会の問題、そしてそこでのわれわれの生き方を扱う科目です。公民科の教員を目指す以上、とくに常日頃から、新聞を読んだり、ニュースを見たり、本を読むなどして、社会の動き、そして人間について考えるよう努めてください。

本科目の関連科目
「公民科教育法T」はもちろんのこと、「憲法」・「哲学」・「心理学」その他社会科の教育内容に関わる科目はすべて関連します。
担当教員の授業の中では、哲学概論、哲学(現代人間論)、倫理学概論、現代基礎教養I、ジェンダー論が関連します。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
100%
0%
0%
0%

毎回のコメント記入(45点)とグループ活動(55点)の総合点で評価します。
但し、受講者数によって、評価の仕方については変更する場合があります。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>文部科学省 <テキスト名>『高等学校指導要領解説 公民編』 <出版社>教育出版



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