科目名 日本史特講A

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 池田 憲一

テーマ
日本の近現代史をどう見るかを追求する。

科目のねらい
<キーワード>
歴史的思考力  資料を読む
教材研究の方法

<内容の要約>
『日本の近現代史をどう見るか』(岩波新書)をテキストに最新の研究成果に学びながら教材研究と授業の関連を理解する。また、歴史を学ぶ(教える)ことの意味を考える。

<学習目標>
テキストを読んで近現代史をイメージすることができる。
歴史的事実を多角的に追求することができる。
歴史の教材研究の方法を追求できる。

授業のながれ
絵巻物『絵師草紙』を読む
『古事記』・『日本書紀』と筑紫の乱
『信長公記』を読むT(桶狭間の戦い)
『信長公記』を読むU(安土城)
『坂本龍馬の手紙』を読む
『幕末・維新』(幕末期、欧米に対し日本の自立はどのように守られたか)
『民権と憲法』(なぜ明治の国家は天皇を必要としたか)
『日清・日露戦争』(日清・日露戦争は日本の何を変えたのか)
『大正デモクラシー』(大正デモクラシーとはどんなデモクラシーだったのか)
『満州事変から日中戦争へ』(1930年代の戦争は何をめぐる闘争だったのか)
『アジア・太平洋戦争』(なぜ開戦を回避できなかったのか)
『占領と改革』(占領改革は日本を変えたのか)
『高度成長』(なぜ日本は高度成長ができたのか)
『ポスト戦後社会』(歴史はどこへ行くのか)
なぜ近現代日本を学ぶのか

準備学習の内容・学ぶ上での注意
日本史の流れを考えると歴史とは、政権を握った勝者(支配者)による記録ということがわかります。例えば、明治維新は勝者である薩摩藩・長州藩が正義で徳川幕府・会津藩は賊軍とされました。しかし、近年、会津藩や幕府の側から明治維新をとらえ直そうという研究が進んでいます。それは、どの時代でも言えることです。歴史的事象を通説にとらわれず、多角的な視点でとらえなおす試みを最新の研究成果に学びながら追求したいと思います。
第6回からテキストを読んで要約文を書く課題をしてこなければ出席とはなりません。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
50%


30%
20%
定期試験(レポート)と授業内の課題(資料のコメント)などを総合的に考える。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>岩波新書編集部編 <テキスト名>『日本の近現代史をどう見るか』 <出版社>岩波書店



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