科目名 スポーツと文化

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 吉田 文久

テーマ
「スポーツは文化である」ことの理解とその主体的関わり

科目のねらい
<キーワード>
近代スポーツ  国民的教養
国民性  勝利至上主義
メディア

<内容の要約>
現代社会におけるいろいろなスポーツ事情を受け止め、スポーツが歴史的にどのような発展過程を経て現在に至っているのかについて理解した上で、これからのスポーツのあり方(その意義や価値)、その関わり方について考える。授業では、受講者各自のスポーツ観を交流し、スポーツの継承発展の主体者としての自覚と役割について学ぶ。

<学習目標>
現在のスポーツ事情を分析的、批判的に受け止めることができる。
スポーツの歴史的発展過程(社会的・文化的条件)について理解できる。
スポーツとの関わりについて「後代的視点」に基づいて論じることができる。
スポーツの意味や価値を受け止め、それを享受するための国民的教養ついて理解できる。

授業のながれ
オリエンテーション(スポーツと文化の関係、スポーツを文化としてとらえる視点)
スポーツとの接点
スポーツイベントのあり方T(オリンピックについて)
スポーツイベントのあり方U(国体について)
スポーツメディアの功罪T(メディアが広げた世界)
スポーツメディアの功罪U((スポーツと商業主義、メディアがルールを変える)
スポーツ及びルールの変遷とその背景(スポーツの変遷が意味すること)
スポーツを支える人T(選手の登場−「する」人と「みる」人の分離)
スポーツを支える人U(審判の存在)
スポーツを支える人V(ファン・サポーターの存在、)
障害者スポーツから見えること(パラリンピック、スペシャルオリンピックスを通してのスポーツの喜び・感動と現実)
スポーツとナショナリズム(イギリス生まれのスポーツvs アメリカ生まれのスポーツ、日本の伝統スポーツ)
女性とスポーツT(海外編)
女性とスポーツU(日本編)
まとめ (これまでの授業の振り返り、スポーツの意義を確認し、スポーツの継承発展の主体者になるための課題を確認する)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
これまで自分がスポーツとどのようにかかわり、どのようなスポーツ観を形成してきたのかを振り返ること、新聞やテレビで報道されるスポーツの問題事象についても関心を持ち、講義の理解に役立てる。

本科目の関連科目
「スポーツ実技」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
10%



90%
第15回目の授業内試験の結果が評価の中心となる。皆出席を前提にしているので、1回の欠席につき5点ずつ減点していく。なお定められているように、15回中3分の2以上の出席がなければ(つまり、10回以上の出席が必要)、棄権とみなす。出席確認を兼ねて毎時間ミニ・レポートを書き、それも評価に加味される。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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