ボランティア論

科目名	ボランティア論

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	1	後期開講	大井　智香子

テーマ

ボランティア活動の歴史と現状を通して、住民が参画し創造する社会のあり方を探る

科目のねらい

＜キーワード＞
ボランタリズム　　地域社会
循環型社会　　ボランティアマネジメント

＜内容の要約＞
あなたは「ボランティア活動」と聞いてどのような場面を思い浮かべるでしょうか。その場面のなかにあなた自身はいるでしょうか。「ボランティア活動」は自分とは関係のないと思う人もいるかもしれません。関係あると思っていても、自分は常に支援をする側と思っている人もいるかもしれません。「ボランティア」という特別な人がいるわけでなく、ボランティア活動は私たちが人間が生きる場所すべてに存在しています。ボランティア活動に関わっていても自分では気づいていないだけかもしれません。
本講義では、私たちが共に生きる社会を創出する原動力としてのボランティア活動について、歴史的背景を学び今日的役割と課題について考察します。ボランティア活動は新たな出会いや発見の宝庫です。本講義を通してボランティア活動の楽しさ、喜び、活動の多様性を感じ、あなたと社会とのつながりについて考えるきっかけとなることを願っています。

＜学習目標＞
・ボランティアの特性である「主体性」「公共性」「無償性（非営利性）」の意味を理解し、今日的なボランティア活動の役割、課題を理解できる。
・行き詰まりを見せる諸課題に対してボランティア活動や市民活動が解決策を見出すことができたのはなぜか？ “循環”“つながり”等をキーワードとして考察し自分の考えをまとめることができる。
・ボランティア活動を支援することの意味、ボランティア活動支援の専門機関（ボランティアセンター、ボランティアコーディネーター）の役割について理解できる。
・受講者自身がボランティア活動に参画する意欲を持つ、あるいは活動のきっかけを掴む。

授業のながれ

１．人はなぜボランティア活動をするのか
２．ボランティア活動の現状と課題
３．社会のしくみとボランティア活動
４．日本におけるボランティア活動の普及・推進の歩み
５．人と人とのかかわり
６．地域社会のボランティア活動
７．環境とボランティア活動
８．災害とボランティア活動
９．国際ボランティア活動
10．ボランティア学習
11．ボランティア活動支援とボランティアコーディネーター
12．ボランティア組織の運営
13．ボランティア活動の可能性と展望
14．地域社会に出かけよう～地域の課題を発見する
15．まとめ～社会との新しい出会い

準備学習の内容・学ぶ上での注意

１．講義中の私語、飲食、授業開始後の教室の入退室は禁止です。他の学生の学習を妨げる行為がある場合は退室を求めます。
２．テキストを中心に、講義の際に配布する資料を中心に講義を進めます。積極的に参加してください。
３．自分自身の生活に引きつけて学習を進めてください。できれば、学生のみなさんもボランティア活動に実際に参画していただくとよいと思います。ボランティア活動の場さがしも積極的に応援します。

本科目の関連科目

「福祉社会入門」（全学部）,「地域貢献論」（経済学部）,「社会福祉論」（子ども発達学部）,「地域福祉論」「現代福祉」「社会福祉学」「社会福祉原論」「NPO/NGO論」「参加型のまちづくり」（国際福祉開発学部）,「地域福祉論」（健康科学部）

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

25％
0％
0％
75％
0％

テキスト

■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞柴田謙治・原田正樹・名賀亨編著　＜テキスト名＞ボランティア論 -「広がり」から「深まり」へ　＜出版社＞みらい