科目名 精神保健学T

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 磯野 美津江

テーマ
精神保健学の基礎的知識と地域精神保健活動の現状・課題を理解する。

科目のねらい
<キーワード>
メンタルヘルス  ライフサイクル
生活の質モデル  ソーシャルワークの視点
地域精神保健活動

<内容の要約>
精神保健をめぐっての基礎的な概念・理論を学ぶ。次に精神保健に関わる諸問題をソーシャルワークの視点から検討する。そして社会構造の変化を受けて生物学的のみならず社会的・心理的な生活の質の向上をめざす地域精神保健活動の課題を社会福祉的視点から考察する。

<学習目標>
精神保健学に関する基礎的概念・理論が理解できる。
ソーシャルワークの視点から精神保健にアプローチできる。
変化・多様化する現代社会の中で地域精神保健活動の現状と課題をイメージして考察することができる。

授業のながれ
はじめに 精神保健学とは何か (メンタルヘルスの定義・精神保健の歴史)
精神の健康とその要因 ライフサイクルと発達課題・精神障害とは
精神の健康への関わりと支援 予防の概念と専門職種・支援機関の役割
家族の課題とアプローチ(1) 家族の変化と結婚・育児・児童虐待
家族の課題とアプローチ(2) 青年期のひきこもり・高齢者介護
家族の課題とアプローチ(3) 家族支援の課題と社会資源
学校教育の課題とアプローチ 学校コミュニティとは
勤労者の課題とアプローチ 職場のメンタルヘルスとうつ病対策
生活場面における多様なアプローチ(1) 発達障害と依存症
生活場面における多様なアプローチ(2) 精神保健福祉士の役割とソーシャルワーク視点
現代社会の課題とアプローチ 貧困・格差・自然災害にどうむかうか
地域精神保健活動とは ニーズ調査と社会資源・ネットワーク
地域精神保健活動とは 地域精神保健から障害者福祉へ
精神保健活動の課題 日本と諸外国の現状と今後の課題
あわりに 精神保健をどうとらえるか?自分はなにができるか?

準備学習の内容・学ぶ上での注意
精神の健康を学問的対象としている精神保健学は、精神医学・心理学・社会学などの様々な科学的知見を基礎理論としており、幅広いそれらの理解が求められる。また同時に人間としての生活の質を問うため、個性を重視した生き方の考察への関心が望まれる。

本科目の関連科目
精神医学、精神保健福祉論、社会福祉概論

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
50%
0%
0%
50%
0%
不定期で、授業中に5回程度の小テストを実施。小テストと定期試験で評価。定期試験はレポート試験。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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