科目名 家族福祉論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 4 後期開講 渡辺 顕一郎

テーマ
男女共同参画社会の視点から、個人の自立と自己実現を目指す社会福祉の視点に立って、子育て支援や障害児支援を中心に家族福祉のあり方を考察する

科目のねらい
<キーワード>
家庭生活  男女共同参画社会
子育て支援  障害児支援
家族福祉

<内容の要約>
保守的な性別役割分業は、現代社会の様相にそぐわなくなっている。先行きの見えない漠然とした不安を抱く若者が増える中、家庭における夫婦・親子の役割意識について見直さなければ、個人の自立も家庭の幸福の実現も困難であろう。経済力を幸福の尺度とせず、むしろ家族間の共感性に基づく自己実現のあり方を模索することで、不確実な時代を生き抜く方法を検討してみる。また、そのための社会制度のあり方や課題について、子育て支援、障害児支援を中心に考察を深める。

<学習目標>
保育、子育て支援などを利用する女性(母親)の視点に立って生活課題を理解する
それらの生活課題を生み出す社会全体の変化や、保守的な性別役割分業の矛盾について理解する
男女共同参画社会の視点に立って、保育、子育て支援、児童福祉が果たす機能を見直し、支援の方法を追究する
障害者の自立概念、障害児支援における普遍的な課題を通して、現代の家族福祉に通じる課題を見出す

授業のながれ
導入
結婚は男女を幸福にするのか
草食男子・肉食女子の生態学@
草食男子・肉食女子の生態学A
男女の新しい自立と依存のカタチ@
男女の新しい自立と依存のカタチA
男女の新しい自立と依存のカタチB
家族福祉を支える保育サービス
学齢期以降の支援、社会的養護
家族アセスメント
障害児とその家族への支援@
障害児とその家族への支援A
子どもの個性をはぐくむために
まとめ@
まとめA

準備学習の内容・学ぶ上での注意
テキストはよく読んでほしい。講義においては、他の学生の学ぶ権利を侵す行為を一切禁止する(おしゃべり、立ち歩きなど)

本科目の関連科目
児童家庭福祉論、家庭支援論

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
0%
0%
40%
60%
出席状況と期末レポート(定期試験)に基づき評価する。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>渡辺顕一郎・田中尚樹 <テキスト名>『「気になる子ども」と「気にする先生」への支援 −発達障害児のためにコミュニティ・福祉・教育ができること』 <出版社>金子書房



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