解剖学実習

科目名	解剖学実習

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	1	後期開講	松原　貴子、城　由起子

テーマ

解剖学講義で学習した知識をもとに，実習を通して人体の構造と機能を立体的に学ぶ

科目のねらい

＜キーワード＞
体表解剖学　　触察
運動器

＜内容の要約＞
解剖学Ⅰ，Ⅱにおいて書物で学んだ知識を骨格標本や人体で実際に確認し，立体的に理解することを目的とする。この実習では骨学実習と体表解剖学実習を行う。以下の内容を含めた授業計画にもとづいて授業を行う。
1）骨学実習：骨標本を用いて，全身骨格の構造と機能を詳細に観察し，スケッチと触察を通して立体構造を理解する。
2）体表解剖実習：人体を頭頚部，体幹，上肢，下肢に分け，各部の骨格と筋の関係，神経について触察を通して，存在場所，形態，大きさ，作用を確認し，体表から触知できうる構造物を実際に触察できる能力を身につける。

＜学習目標＞
骨学実習：骨標本を用いて，全身骨格の名称と位置関係，構造と機能について詳細な観察とスケッチを通して理解し，骨格の立体構造を触察しながら説明する。
体表解剖学実習：人体を頭頚部，体幹，上肢，下肢に分け，各部の骨格と筋の関係について触察を通して，存在場所，形態，大きさ，作用を確認し，体表から触知できうる構造物を実際に触察する。

授業のながれ

骨学実習　1．頭頚部の骨格
骨学実習　2．体幹の骨格
骨学実習　3．上肢帯と自由上肢の骨格
骨格実習　4．下肢帯と自由下肢の骨格
体票解剖学実習　1．総論，頭頚部の骨性指標
体表解剖学実習　2．頭頚部の筋
体表解剖学実習　3．体幹の骨性指標（1）
体表解剖学実習　4．体幹の筋（1）
体表解剖学実習　5．体幹の骨性指標（2）
体表解剖学実習　6．体幹の筋（2）
体表解剖学実習　7．上肢帯の骨性指標
体表解剖学実習　8．上肢帯の筋
体表解剖学実習　9．自由上肢の骨性指標（1）
体表解剖学実習　10．自由上肢の筋（1）
体表解剖学実習　11．自由上肢の骨性指標（2）
体表解剖学実習　12．自由上肢の筋（2）
体表解剖学実習　13．下肢帯の骨性指標
体表解剖学実習　14．下肢帯の筋
体表解剖学実習　15．自由下肢の骨性指標（1）
体表解剖学実習　16．自由下肢の筋（1）
体表解剖学実習　17．自由下肢の筋（2）
体表解剖学実習　18．自由下肢の骨性指標（2）
体表解剖学実習　19．自由下肢の筋（3）
体表解剖学実習　19．自由下肢の筋（4）
骨格筋と末梢神経（脳神経）
骨格筋と末梢神経（脊髄神経）
骨格筋の発生学
口頭試問、個別学習指導（1）
口頭試問、個別学習指導（2）
口頭試問、個別学習指導（3）

準備学習の内容・学ぶ上での注意

実習の中で重要なポイントについてはメモをとり，復習時に教科書に直接書き込み，解剖学Ⅱの内容とあわせてまとめること。また，講義終了時に次回講義内容について説明するので，教科書を熟読し実習に必要な知識を十分に整理し，理解したうえで実習に臨むこと。かなりのスピードで実習を進めるので，予習をしなければついていけない。
実習に適した服装に着替えて授業に臨むこと。
カラーペンまたは色鉛筆，ビニールテープ（色付きの絶縁テープ），ハサミを各自準備しておくこと。

本科目の関連科目

基礎科目として「解剖学Ⅰ」、「解剖学Ⅱ」

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

0％
0％
0％
70％
30％

講義した範囲と内容について，記述試験を行う。さらに，期末に実技・口頭試問を行い，個別に学習の問題点や対策について指導する。
再試験については大学の規定に準ずる。

テキスト

■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞三木明憲　＜テキスト名＞実習で学ぶ人体の構造　＜出版社＞神戸大学医学部保健学科