科目名 日本国憲法

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 武川 眞固

テーマ
裁判事例(判例)を通して憲法について考える

科目のねらい
<キーワード>
立憲主義  平和主義
基本的人権  主権
憲法的価値

<内容の要約>
この講義では、日本国憲法の歴史的意義とその理念・考え方を修得した上で、人権の体系とその内容を学び、その上で、憲法上の人権、@自由権、A社会権、B包括的な権利、その他の裁判を通して、人権の意義とそのあり方を学ぶ。次に、第9条の裁判を通して、平和の意義とそのあり方や参政権に関する裁判などを通して、政治参加の意義とそのあり方を学ぶ。最後に、憲法を暮らしに生かす道とその展望を考える。

<学習目標>
@日本国憲法について、私たちの国の根本法として、理解を深め、人権の仕組みと統治のシステムの関係の需要性を理解する。
A裁判などの事例を通して、人権や統治の現状と問題点を解明する。
B人権を考えるとき、様々な考え方や価値判断が現実に存在していることを理解し、憲法とその現実との矛盾や対立点を通して、日本国憲法のあり方とその問題解決の方向性を探る

授業のながれ
憲法の考え方と歴史―入門(1)
憲法と統治システムー入門(2)
人権の考え方と実現方法入門(3)
子どもの人権―校則で拘束していいの?
法の下の平等―非嫡出子の相続分はなぜ差別されるの?
プライバシー権と表現の自由―プライバシーはなぜ守られないの?
生存権―年金と手当はなぜ併給してもらえないの?
集会の自由と公共施設利用の制限―公共施設がなぜ利用できないの?
教育権と教科書―歴史の真実がなぜ学べないの?
死刑制度と人権―死刑は残虐な刑罰に値するの?
選挙権と在宅投票制度―月より遠い投票所?
営業の自由―薬局開設の距離制限―営業の自由がなぜ制限されるの?
外国人の人権―外国人の人権がなぜ制限されるの?
第9条と平和的生存権―平和に生きる権利って保障されないの?
まとめー憲法を暮らしのなかで生かす道とその展望は?

準備学習の内容・学ぶ上での注意
憲法を学ぶ上で留意しておくこと。憲法学習は憲法の条文暗記ではなく、憲法の歴史的事実や事例を学ぶことを通して、憲法的な感覚と憲法的な価値観を身につけることである。時代の変動に後れることなく、時事的な問題にも触れていくので、是非関心をもって授業に望んで下さい。

本科目の関連科目
法学、行政法

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
30%
0%
70%
0%
但し、レポートの課題は、授業のなかで提示する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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