家庭科指導法

科目名	家庭科指導法

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	3	後期開講	加藤　慧子

テーマ

小学校学習指導要領に示されている家庭科の教科目標に基づき、家庭生活から出発し、家庭生活へと戻っていく家庭科の特色を踏まえ、前年度に学んだ衣食住の知識をより深める。そして、小学校における授業実践iに必要な指導案の書き方・実技の習得・模擬授業を通して家庭科教育の指導方法を学ぶ。

科目のねらい

＜キーワード＞
衣食住　　家庭生活から発信
家庭生活へフィードバック　　実践的な態度の育成
個を生かした授業

＜内容の要約＞
家庭科の成り立ち、目標・内容・指導方法・評価等について解説する。小学校家庭科の領域、「家庭生活と家族」「日常の食事と調理の基礎」「快適な衣服と住まい」「身近な消費生活と環境」を授業方法を中心とするが、新しい指導要領ではより鮮明になった中学校との関連についても考慮する。本講義を通じて家庭科の意義を理解させ、教員としての自覚と自分なりの目標をもち、生活へのフィードバックを視野に入れて実践できる力を育成する。授業実践に必要な指導案の書き方・技能の習得・模擬授業を通して家庭科教育の指導方法を指導する。

＜学習目標＞
小学校家庭科の授業内容を理解することができ、指導法を考え演習することができる。
衣食住に関する知識・技能を知り、身に付けることができる。
家庭科の目標を達成するための授業案の書き方を知り、児童の興味・関心も考慮した指導案を作成することができる。
一人一人の児童を大切にした指導展開を考え、模擬授業をすることができる

授業のながれ

ガイダンス　ー授業の概要と進め方ー　（グループエンカウンターを使って）　生活の変化と児童の実態は？
家庭科教育の年間指導計画・指導と評価の一体化　ー個を大切にした家庭科の授業の工夫・評価方法ー（次時の計画書づくり）
調理の基礎と技能　１　ー家族が喜ぶ献立を考えグループで一食分を調理しよう　（栄養のバランスを考えた食品選び）ー（次時の計画書づくり）
快適な衣服と住まい　ー生活に役立つ物を考えて作ろう（１）ー自分が作りたい物を考えて計画を立てよう　
快適な衣服と住まい　　ー生活に役立つ物を考えて作ろう（２）ー
快適な衣服と住まい　　ー生活に役立つ物を考えて作ろう（３）ー作品を発表しよう
単元構成と指導案の作成の方法　ー児童の実態の把握・教材のねらいと分析・学習過程の構想・評価計画・単元展開・本時の流れー
教材研究と指導案づくり　１　ー指導案を作成してみようー　グループで検討
教材研究と内容発表・指導案づくり　２　ー指導案を作成しようー個人で・グループで
模擬授業と授業観察・授業研究・討議　１
模擬授業と授業観察・授業研究・討議　２
模擬授業と授業観察・授業研究・討議　３
模擬授業と授業観察・授業研究・討議　４　　（次時の計画書づくり）
調理の基礎と技能　２　郷土の料理（自分の出身地の雑煮を作ってみよう）
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意

・私語厳禁
・次の授業で用意しなけばならない物がある場合は事前に連絡をするので忘れないこと。忘れたためにまったく授業ができなくなって　しまう場合がある。
・飲食・携帯電話・他学生への迷惑行為等禁止
・出席日数・受講態度重視

本科目の関連科目

小学校課程のすべての教科・領域が関連している。特に関連性が強い教科は、体験を重視している生活科、栄養や食育の関連が強い保健体育科・家族を大切に思う心情をはぐくむため道徳教育だと考えられる。

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

0％
30％
0％
50％
20％

毎時間の授業の最後に書いてもらう小レポートを大切にしたいと考えている。この授業において一人一人の学生が何を学び取り、何を考えたかをしっかり書いてほしいと思う。
定期テストは試験問題と小論文とする。
受講態度や作品提出も重視したいと考えている。

テキスト

■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞文部科学省　＜テキスト名＞小学校学習指導要領解説　「家庭編」　＜出版社＞東洋館出版社