科目名 言語と文化(韓国・朝鮮)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 通年開講 洪 順愛

テーマ
 韓国語学習を通して隣国韓国の文化・風俗・歴史・社会事情をも知ってもらい、延いては国際的視野の養成につなげることがこの授業のねらいです。

科目のねらい
<キーワード>
ハングルはいつ、誰が、どこで、どのような目的で創り出したか  ハングルはどんな構造をもっているか
韓国語には日本語の促音「っ」で終わる単語がたくさんある  分かち書きとつらね書き
韓国語の漢字語は日本語の発音とよく似ていて覚えやすい

<内容の要約>
 韓国語は日本語と最も類似点の多い外国語と言えるでしょう。韓国は日本人にとって「近くて遠い国」だった過去もありますが、1988年のソウルオリンピック、2002年のワールドカップサッカー日韓共催、その後に起こった韓流ブームで「近い国」になりました。韓国ドラマや映画を楽しんでいる人たちから「日本語とよく似た発音の言葉が聞こえてくる」と言われます。表記にはハングルを用いますが、韓国語には日本語よりも多く漢字語があります。漢字を音読みをした場合、両者は非常によく似た音になります。片や固有語は全く音が異なります。また韓国語と日本語は語順がほぼ同じなので8割ほどが逐語訳可能です。こういう点から日本語母語話者には学びやすい外国語なのです。韓国語を書き表すハングルは非常に合理的にできていて学びやすい表音文字です。15世紀、朝鮮の学者達が世宗大王の命を受けて創り出した文字で、これまでに皆さんが学んできた平仮名、片仮名、漢字、アルファベットなどとは全く異なる構造をしている文字です。韓国語はまずハングルの習得から始めます。ハングルの読み書きをマスターすればキムチはキムチ、ビビムバはピビムバブ、金さんはキムさん、朴さんはパクさん、というように正しく発音できるようになります。韓国・朝鮮語の授業はハングルの習得から始めます。前期は「韓国語に触れる」、後期は「使える韓国語」を目標にしています。一年間きちんと学んで韓国を訪れれば学習効果を実感できます。

<学習目標>
ハングルの読み書きができる
韓国語で自己紹介や簡単な挨拶ができる
韓国語の文の構造が理解でき、韓日辞典があれば平易な文章が翻訳でき、日韓辞典があれば文章を組み立てることができる
韓国語で簡単な会話ができ、それをハングルで表記できる
用言の原形・語幹・語基・活用語尾が理解できる

授業のながれ
ハングルについて、挨拶言葉
母音字母、挨拶言葉
子音字母(1)、挨拶言葉
子音字母(2)、挨拶言葉
平音・濃音・激音の有声化、挨拶言葉
カギャ表、複合中声、挨拶言葉
終声(パッチム)、挨拶言葉
韓国語の音声、仮名のハングル表記、挨拶言葉
連音(リンキング)、濃音化、挨拶言葉
複合終声、挨拶言葉
第1課 丁寧体平叙文、用言の種類(指定詞・存在詞・動詞・形容詞)、助詞、文構造、句読点・分ち書き
第1課 練習問題と会話練習
第2課 丁寧体疑問文、否定文(長い否定と短い否定)
第2課 練習問題と会話練習
これまで学んだことのまとめと総復習
前期に学んだことの総復習
第3課 疑問詞疑問文、指示詞、一人称代名詞(主格形・所有格形・複数形の用法)、助詞、助詞の連続、派生語
第3課 練習問題と会話練習
第4課 漢数詞、疑問詞、助詞
第4課 練習問題と会話練習
第5課 固有数詞、年齢に関する表現
第5課 練習問題と会話練習
第6課 用言の活用(語幹・語基・語尾)、語基(第T語基・第U語基)、確認疑問文
第6課 接続語尾(順接、逆接、連用形)、練習問題と会話練習
第6課 接続語尾(条件・仮定、付帯状況、原因・理由)、位置名詞、練習問題と会話練習
第7課 命令文、勧誘文、禁止文、意志・推量の接辞、助詞の省略
第7課 練習問題と会話練習
第8課 敬語・特殊な敬語形
第8課 練習問題と会話練習
これまで学んだことのまとめと総復習

準備学習の内容・学ぶ上での注意
外国語の習得には反復練習が欠かせませんから、学んだことの復習を怠らないようにしてください。理解度を知るために毎回小テストを行います。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
20%

35%
35%
10%
課題・小テスト、中間テスト、定期試験の成績と出欠状況により総合的に評価します。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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