科目名 算数科研究

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 渡辺 靖敏

テーマ
算数科の実践的問題点を踏まえ、教育課程編成能力を培う。

科目のねらい
<キーワード>
学習指導要領  教育課程編成能力
量の理論  基礎学力・基本学力

<内容の要約>
世界一の学力を誇った日本の算数教育も、今や凋落の一途。学習内容は削られ、先進諸国よりも低水準に落ち込んでいる。何故、こんなことになってしまったのかを検証し、算数の学ぶ意義を考える。さらに、算数における「基礎・基本」とは何か。国民の共通教養として、期待される算数教育の内容を考える。

<学習目標>
「“数が苦”から“数楽”へ」と、算数への抵抗感をなくすことができる。
「“算数”から“数学”へ」と、見通しをもった教材解釈・教材分析する力ができる。
TTや少人数指導にも対応した教育課程編成能力を高めることができる。
「子どもたちが算数を学ぶ意義」を理解することができる。

授業のながれ
算数を取り巻く学習環境
学習指導要領の変遷、教科書の変遷
算数の概要、なぜ算数を学ぶのか
「数と計算」の指導目標・指導内容
「量と測定」の指導目標・指導内容
「図形」の指導目標・指導内容
「数量関係」の指導目標・指導内容
量の体系、算数のおける認識過程
カリキュラム論 <教育課程編成能力>
教えと学びの接点 <基礎学力・基本学力>
理解と習熟論 <受験の算数、計算力>
評価論 <目標と指導と評価の一体化、評価基準>
算数用具・表記の心得
算数教育の論争に学ぶ
まとめ、 これからの算数教育

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 算数に対する先入観を拭い去り、算数の面白さ・楽しさを味わうため、「頭」だけでなく、「手」で学ぶように心がけてください。教える側が“算数嫌い”では、子どもは楽しく学ぶことはできません。“算数好き”になるように努めてください。

本科目の関連科目
「算数科指導法」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
30%
55%
0%
0%
15%
毎講義の感想文(30%)と 最終講義時のレポート(55%)と 出席率(15%)の、加点方式で行う。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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