科目名 政治学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 生江 明

テーマ
公共性の政治学

科目のねらい
<キーワード>
政治の概念と認識、 価値、 制度、 論理  公共性
他者と社会  公正性
排除と共生

<内容の要約>
政治学の基礎となる人間論・社会論を入り口とし、 欧米だけでなくアフリカ・アジア・日本の政治概念や制度を国際的に比較検討する中で、 社会の制度を支える規範 (掟) とその運用の中に社会的公共性の基盤を探ることとする。 政治学原論と現代政治論そして伝統的社会を含む社会と近代国家間の政治関係、 そして国際的な政治関係を論ずる。

<学習目標>
1. 福祉概念を生み出した政治学を、 その原論 (人間論、 社会論、 権力論、 暴力論) および現代の民主政治制度及びこれを支える政治思想の内外の歴史とともに学ぶことを狙いとし、
2. 社会的合意形成のプロセスを理解することを目標とする。
3. 2 年次の平和学へつながる一連の国内および国際的な政治と社会、 そしてそれを主体的に担う次世代が育つことを期待する。

授業のながれ
第1回:政治とは何か
第2回:人間とは何か
第3回:社会とは何か
第4回:権力とは何か
第5回:制度とは何か
第6回:権威と信頼
第7回:正当性と合法性
第8回:寛容と敵対−正統と異端
第9回:社会的排除
第10回:参加と決定
第11回:少数意見と多数意見
第12回:支配の類型
第13回:官僚制と利益集団
第14回:ネオ・リベラリズムとファシズム
第15回:暴力と平和

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
欲望を自動販売機的に獲得しようとするコンビニエントで直線的な、 物欲しげな道からの脱構築の道を、 学生諸君とともに探ることを、 本講義は大きな課題とする。 小論文や課題提出などとともに、 時にグループワークを用いながら授業は展開する。

本科目の関連科目
本学部に限らず、 他学部の「歴史学」 「社会学」 「経済学」 「論理学」 「倫理学」 「芸術と創造」 などに関連する科目、 特に社会福祉学部 「社会福祉原論」 などの科目は関連する。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
10%
50%
0%
40%
0%
授業内で提示する課題小論文と期末試験で評価する。 その配分は 6:4 である。 出席は学生諸君の権利であり、 欠席はその権利の放棄であると考え、 この配分とした。欠席することは望ましくない。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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