科目名 哲学

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 前期開講 片山 善博

テーマ
人間とは何か

科目のねらい
<キーワード>
主体  他者
自由  承認
共生

<内容の要約>
ソクラテスの「汝自身を知れ」を手がかりに、生きることの価値や意味、心と体の関係、アイデンティティの成り立ち、他者存在の意味などについて考察し、人間についての探究を行う。また環境問題や市場化などにより大きく揺らいだ現代社会の<人間の価値や尊厳>について、他者との共生という視点から問い直す。

<学習目標>
自己吟味の方法を学ぶことで、福祉の対象である人間についての理解を深めることができる。
他者についての理解を深めることで、多様で豊かな人間観を構築することができる。
承認の哲学を学ぶことで、福祉の基礎としての人間学的思考を身につけることができる。

授業のながれ
1.授業の概要、目的、内容等のガイダンス
2.哲学的な問い方
3.時間とはなにかー時間をめぐるパラドックス
4.私とは何か(1)―デカルトの心身問題
5.私とは何か(2)―心身をめぐるさまざまな問いかけ
6.私とは何か(3)―アイデンティティをめぐって
7.他者とは何か(1)―共感と承認
8.他者とは何か(2)―コミュニケーションと承認論
9.他者とは何か(3)―規範をめぐって
10.フェミニズムとジェンダー論
11.A.ホネットとJ.バトラーの承認論
12.生命倫理と人間の価値(1)
13.生命倫理と人間の価値(2)
14.共生の哲学を目指して
15.まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
授業では、学生一人ひとりが、物事を掘り下げ、原理的に考えることを重視する。そして自分なりの<ものの見方・考え方>を身につけてもらいたい。人間についてのさまざまな問いや思索のかたちを取り上げるので、自分なりの<問い>を見つけて、とことん考えてほしい。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
70%
0%
0%
30%
学期末のレポートに授業中の意見表明のアンケートを加味する。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>片山善博ほか <テキスト名>『境界線の哲学』 <出版社>DTP出版



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