科目名 解剖学実習

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 松原 貴子

テーマ
解剖学講義で学習した知識をもとに, 実習を通して人体の構造と機能を立体的に学ぶ

科目のねらい
<キーワード>
体表解剖学  触察
運動器

<内容の要約>
解剖学T、 Uにおいて書物で学んだ知識を骨格標本 (骨学実習)、 組織標本 (組織学実習)、 人体 (体表解剖実習) で実際に確認し、 人体の構造と機能を立体的に学ぶ。 精密な骨格および組織標本を用い、 さらに人体の触察を通した実習となる。 緻密かつ詳細な実習を遂行し、 学生の理解を深めてもらうため、 学生 10 名〜20 名を 1 グループとして実習を進行していく。 グループごとに教員等が指導にあたる。

<学習目標>
・骨学実習:骨標本を用いて、 全身骨格の名称と位置関係、 構造と機能について詳細な観察とスケッチを通して理解し、 骨格の立体構造を触察しながら説明できる。
・組織学実習:書物で学んだ各器官・臓器について、 顕微鏡を用いて組織・細胞 (ミクロ) レベルで理解し、 説明できる。
・体表解剖実習:人体を頭頚部、 体幹、 上肢、 下肢に分け、 各部の骨格と筋の関係について触察を通して、 存在場所、 形態、 大きさ、 作用を確認し、 体表から触知できうる構造物を実際に触察できる。
・骨格筋の発生ならびに支配神経との関係、 主な末梢神経の走行を理解できる。

授業のながれ
1 組織学実習   1.身体の基礎4組織
2 組織学実習   2.運動学
3 組織学実習   3.循環器,呼吸器
4 組織学実習   4.消化器,泌尿器,生殖器
5 骨学実習    1.頭頚部の骨格
6 骨学実習   2.体幹の骨格
7 骨学実習   3.上肢帯と自由上肢の骨格
8 骨格実習   4.下肢帯と自由下肢の骨格
9 体票解剖実習  1.総論,頭頚部の骨性指標
10 体表解剖実習 2.頭頚部の筋
11 体表解剖実習 3.体幹の骨性指標1
12 体表解剖実習 4.体幹の筋1
13 体表解剖実習 5.体幹の骨性指標2
14 体表解剖実習 14. 体幹の筋2
15 体表解剖実習 7.上肢帯の骨性指標
16 体表解剖実習 8. 上肢の筋
17 体表解剖実習 8. 自由上肢の骨性指標1
18 体表解剖実習 10. 自由上肢1
19 体表解剖実習 11. 自由上肢の骨性指標2
20 体表解剖実習 12.自由上肢の筋2
21 体表解剖実習 13. 下肢帯の骨性指標
22 体表解剖実習 14.下肢帯の筋
23 体表解剖実習 15.自由下肢の骨性指標1
24 組織学実習  16.自由下肢の筋1
25 体表解剖実習 17.自由下肢の筋2
26 体表解剖実習 18.自由下肢の骨性指標2
27 体解剖実習  19.自由下肢の筋3
28 骨格筋の発生学,骨格筋と末梢神経
29 実習総括、 個別学習指導 1
30 実習総括、 個別学習指導 2

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
実習の中で重要なポイントについてはメモをとり、 復習時に教科書に直接書き込み、 解剖学Uの内容とあわせてまとめること。 また、 講義終了時に次回講義内容について説明するので、 教科書を熟読し実習に必要な知識を十分に整理し、 理解したうえで実習に臨むこと。 かなりのスピードで実習を進めるので、 予習をしなければついていけない。 実習に適した服装に着替えて授業に臨むこと。 カラーペンまたは色鉛筆、 ビニールテープ (色付きの絶縁テープ)、 ハサミを各自準備しておくこと。

本科目の関連科目
基礎科目として 「解剖学T」、 「解剖学U」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
0%
0%
70%
30%
講義した範囲と内容について、 記述試験を行う。 期末に実技・口頭試問を行い、 個別に学習の問題点や対策について指導する。  再試験については大学の規定に準ずる。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>三木明徳編集 <テキスト名>『実習で学ぶ人体の解剖』 <出版社>神戸大学医学部保健学科



(C) Copyright 2008 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。