科目名 社会科教育法V(公民)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 高須 和博

テーマ
公民科授業のめざすもの

科目のねらい
<キーワード>
公民教育の歴史  現代社会の諸課題を考える
集団討議による探求心と問題意識の深化  主権者を育てる公民科授業の創造

<内容の要約>
中学校社会の公民的分野と高等学校公民科の基本的知識の再確認をするとともに、現代社会に対する見方や考え方を主体的な学びを通して深めます。高校公民科の学習内容を通して、生徒が身につけるべき社会認識や学力とは何かを考察する。生徒が現代社会の諸事象に対する関心を高め、多面的・多角的に考察し、主権者意識を育てる創意ある授業展開をともに考えます。

<学習目標>
中学公民分野・高校公民科授業に求められる基礎的基本的な知識の習得をめざす。
現代社会の諸課題について多面的・多角的に考察し、課題の解決をはかる態度を育てる
社会科授業のスキルや生徒が主体的に学ぶ指導展開例をともに考え工夫する。

授業のながれ
1 はじめに 「社会教育法V」の内容と展開について
2 公民教育の歴史
3 学習指導要領「中学校社会・公民的分野」「高等学校公民科」の目標と内容
4 指導の展開を考える(1)・・・現代社会とわたしたちの生活(IT社会の到来)
5 指導の展開を考える(2)・・・人間の尊重と日本国憲法(日本国憲法制定)
6 指導の展開を考える(3)・・・人間の尊重と日本国憲法(平和を考える)
7 指導の展開を考える(4)・・・人間の尊重と日本国憲法(人権を考える)
8 指導の展開を考える(5)・・・ 現代の民主政治と社会(選挙のしくみと課題)
9 指導の展開を考える(6)・・・現代の民主政治と社会(裁判員制度)
10 指導の展開を考える(7)・・・わたしたちの暮らしと経済(消費者問題)
11 指導の展開を考える(8)・・・わたしたちの暮らしと経済(市場経済のしくみ)
12 指導の展開を考える(9)・・・地球社会とわたしたち(地球環境を考える)
13 指導の展開を考える(10)・・・地球社会とわたしたち(世界平和のために)
14 現代社会の課題を考える・・・研修生制度の実態(外部講師を予定)
15 生徒の主体的な学習をうながす社会科授業のスキルについて

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
1,複数の新聞に目を通し、社会の動きを知っておくことは受講の前提条件です。2,国内外の政治・経済に関する文献を読み、読後感想やレポート課題として提出してもらいます。3,社会科の基礎的知識の定着をはかるために小テストを行います。4,学習指導案を自ら作成し、作成された指導案について発表・質疑・討議をおこない実践力の養成を行います。5,教職につくという自覚のもとで受講することを希望します。

本科目の関連科目
「教育方法論」「教育史」「学習指導論」「教職入門」などの教育諸学・教職課程科目に加え、幅広い知識・教養を身につけるための読書と豊かな体験を積んでください。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
20%
20%
0%
50%
10%
小テスト、ミニ論文・感想文などのレポートに加え、受講中の発言やマナー、定期試験結果を、左記の配分に従って総合的に評価する。定期試験の形態については後日連絡します。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>文部科学省 <テキスト名>『中学校学指導要領解説 社会編』 <出版社>東京書籍
<著者>文部科学省 <テキスト名>『高等学校指導要領解説 公民編』実教出版 <出版社>実教出版



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