日本福祉大学 社会福祉学部

障害者福祉論 (保・心)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
2
半期 (週 2 回)
金 山 正 美

テ|マ 障害者福祉の理解を通して支援とは何かを学ぶ

科目のねらい
【キーワード】 障害とは何か 障害者自立支援法 施設・地域生活支援 障害者福祉の関連領域 
障害者運動と当事者参加 
<内容の要約> 
 まず障害者という特別な人がいるわけではなく、 障害のあるなしに関わらず一人の人としての理解が必要です。 そして何らかの障害によって生活のしづらさが発生した場合には、 ライフサイクルに応じた支援が求められます。 従って、 障害者福祉では、 各種の社会サービスの知識と共に、 年齢に応じた社会関係や役割を見据えた支援の構築が必要です。 そのために 2006 年 4 月から施行された障害者自立支援法の理解が重要になります。 特に、 就労支援、 家族支援も含めて幅広く学ぶことが求められます。   
<学習目標> 
1. ICF (国際生活機能分類) を活用して障害の理解を行うことができる。
2. 障害者と家族について理解することができる。
3. 施設・地域生活支援について学ぶことができる。
4. 3 年次の社会福祉援助技術現場実習の問題意識を育てることができる。
5. 社会福祉士国家試験に役立つ。

授業のながれ
1. オリエンテーション
2. 障害者福祉とは何か
3. 障害の概念と構造 (ICIDH から ICF)
4. 障害者の法的定義と手帳制度1
5. 障害者の法的定義と手帳制度2
6. 障害者の実態 (身体、 知的、 精神)
7. 障害者福祉の国際的動向
8. 日本の障害者福祉の動向
9. 社会福祉基礎構造改革を中心とする近年の改革
10. 障害者自立支援法の概要1
11. 障害者自立支援法の概要2
12. 障害者自立支援法の概要3
13. 障害者施策の体系 (障害者基本法)
14. 障害者福祉の法・行政
15. 中間試験 16. 身体障害者福祉サービス
17. 障害児への福祉サービス
18. 知的障害者への福祉サービス
19. 精神障害者への福祉サービス
20. 介護保険と障害者サービス
21. 障害者福祉の関連分野1
22. 障害者福祉の関連分野2
23. 障害者福祉の関連分野3
24. 障害者運動の変遷1
25. 障害者運動の変遷2
26. 障害者運動の変遷3
27. 障害者のケアマネジメント、 ソーシャルワーク
28. 相談援助活動事例
29. まとめ
30. 試 験

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 学生数が多いと予想されるが、 なるべく学生と意見交換を試みたい。 その題材として、 新聞の記事やテレビで放映された障害者福祉に関する番組を活用したいので、 日頃から注意しておくこと。 
<本科目の関連科目>

 「介護技術演習」 「ケアマネジメント論」 「社会福祉方法原論」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他(出席)


40%
50%
  10%
・中間試験では、 正誤問題 10 題、 空欄にあてはまる語句の記入 10 題−40 点
・定期試験では、 正誤問題 10 題、 語句の説明 2 題−50 点
・出席は、 毎回出席票に感想・質問を記入して提出 (20 字以上) −10 点 (欠席 1 回毎にマイナス 1 点)


テキスト ■ テキストを使用する
□ レジュメを使用する
□ 未定 (最初の授業で指示する)
社福士養成講座編集委員会 『障害者福祉論』 中央法規



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