日本福祉大学 国際福祉開発学部

国 際 協 力

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
1
半期
小 國 和 子

テ|マ 国際協力についての一般的な知識を得るとともに、 他者に対して援助を行うとはどういう行為なのかについて考える

科目のねらい
【キーワード】 途上国ニッポン 近代化 社会開発 地球人 援助という相互行為
<内容の要約>
 日常的な 「小さな善意」 や 「ボランティア」 から講師の経験に基づく東南アジアの現場での話題提供まで、 国際協力に関する新聞記事やテレビ番組などの身近な教材を活用して、 幅広い考え方を紹介する。 経済的な貧富の差や国家間の政治的関係に触れつつも、 人間関係論的な視点から 「協力行為」 を考えることを目指す。
<学習目標>
・日本が行っている国際協力の現状について理解を深めることができる。
・他者に対して援助するという行為について 「わたし」 自身の身近な経験をもとに考察する。

授業のながれ
1. 国際協力とは:地球人として生きるということ
2. 国際開発協力の歴史と理念の変遷1
3. 国際開発協力の歴史と理念の変遷2
4. 途上国ニッポンが受けた 「国際協力」 1
5. 途上国ニッポンが受けた 「国際協力」 2
6. 日本の国際協力
7. 国際協力師ってなんだろう
8. 各論1:適正技術
9. 各論2:住民参加型開発
10. 各論3:グローバルイシュー
11. ケース・スタディ1
12. ケース・スタディ2
13. ふたたび国際協力とは
14. 国際協力の実践と研究
15. 最終試験

1. イントロダクション、 授業の概要説明。 評価法など
2. トルーマン演説から現在の国際協力動向までの流れ
3. 近代化論・従属論にはじまる開発理論の紹介
4. 被援助国としての戦後日本を振り返る
5. 日本の経験から国際協力への学びを検討する
6. ODA、 NGO、 民間企業などによるさまざまな協力の現状
7. 国際協力にかかわるさまざまな道のり
8. 技術移転のアプローチ転換。 適正技術について
9. 参加型開発を巡る理論と実践上の課題
10. 保健医療・教育・ジェンダーなど主要課題について
11. ボランティア活動事例の考察
12. ODA 事業事例の考察
13. 援助概念の検討。 相互行為としての国際協力
14. 開発援助の社会学・開発人類学の概説
15. ノート持ち込み可

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
・本講義では毎回の小レポートを通じて実質上の出席点が求められる。
・最終試験では講義内容を踏まえ、 受講生各自の考えに基づくレポート形式を採るため、 日頃から受け身ではなく自分自身の考えを述べられるように、 授業に積極的に参加すること。
・日頃から、 国際協力に関する新聞記事に目を通しておくこと。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
50%


50%

小レポート:ほぼ毎回 (講義の進捗により回数は未定) 講義終了時に出席確認がわりに簡単な課題を課す。
定 期 試 験:最終講義日に実施。

テキスト □ テキストを使用する
■ レジュメを使用する
□ 未定 (最初の授業で指示する)
 基本的に毎回レジュメを使用する他、 最初の授業で参考文献を紹介する。