日本福祉大学 子ども発達学部

生物と人間

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
1
半期
水 野 暁 子

テ|マ 生物の構造と機能:しなやかさと限界を知る

科目のねらい
【キーワード】 細胞 植物 動物 発生 代謝
<内容の要約>
 バクテリアから脊椎動物や陸上植物に至るまでの様々な生物の体について、 分子のレベル・細胞のレベル・器官のレベル・個体のレベルでの構造・性質・機能を比較しながら学ぶ。 特に、 エネルギー獲得・物質輸送・調節・遺伝の仕組みに重点を置く。 また、 乾燥・高塩分濃度・酸性雨などの環境への生物の適応について学び、 生物の巧みさと限界を認識する。 生物としての人間を理解するとともに、 人間とは違う生き方をしている生物との付き合い方を考えられるようにすることを学習目標とする。 併せて、 自然を知るために人間が作ってきた文化である 「科学」 の基礎を学ぶ。
<学習目標>
 地球上の様々な生物の構造と機能を学ぶことを介して、 以下のようなことを感じ取っていただければ幸いです。
1. 生物である人間は、 地球上のごくあたりまえの物質から作られている。
2. 生物である人間は、 地球上のごくあたりまえの自然法則から逃れられない。
3. あたりまえの物質があたりまえの自然法則を活かして、 生物としての構造と機能を持っている。
4. 地球上には、 人間とはかなり違った生き方をする生物もいっぱいいるが、 彼らも我らの仲間である。

授業のながれ
1. 海岸の植物から学ぶ:大学の近くの自然を知る
2. 我らの祖先の子孫:極限の環境に生きる細菌たち
3. これは動物か植物か?:動植物の構造と生き方
4. 動物の体:アメーバからクラゲまで
5. 動物の体:ミミズと魚
6. 動物の体:我らの祖先の親類はウニ?
7. 動物の発生:ミミズになるための体づくりとカエルになるための体づくり
8. 動物の上陸:我らの祖先は、 如何にして上陸したか?
9. 植物の体:茎と根と葉
10. 植物の体:水と栄養を得る仕組み
11. 植物の上陸:水も空気も欲しい
12. 植物の環境適応:乾燥地に生きる植物たち
13. 植物の発生と成長:環境に合わせられる体づくり
14. 植物の発生と成長:老いたる部分と若い部分の協働
15. 生物の生き方と構造:食べる・分解する・光合成するか

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 授業がすぐにはわからない時、 しばらく耐えて考えてみて下さい。 いつかきっと、 わからないことに魅力を感じることができるようになります。 自然界にはわからないことがまだまだいっぱいあるのです。
 成績を気にしないで授業を楽しむことができれば、 たぶん合格できるでしょう。 たとえ合格できなくても、 一生の財産となるでしょう。
<本科目の関連科目>

 「理科研究」 「理科指導法」 「保育内容研究V (生活と環境)」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他



100%

 基本的には、 定期試験のみで評価します。 授業中にレポートを書いてもらうことがありますが、 評価のためではなく考えるために書いてもらいますので、 間違いを恐れず、 頭を自由にして書いて下さい。

テキスト □ テキストを使用する
■ レジュメを使用する
□ 未定 (最初の授業で指示する)
 



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