日本福祉大学 経済学部

ミクロ経済学

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
2
半期 (週 2 回)
遠 藤 秀 紀

テ|マ 経済理論T (ミクロ経済学入門) と経済系専門科目とのつながりを学ぶ

科目のねらい
【キーワード】 企業行動 消費者行動 市場
<内容の要約>
 この講義では、 経済理論T (ミクロ経済学入門) で学んだ企業行動・消費者行動の基礎から、 さらに一歩突っ込んだ内容の講義を行います。 現実の経済にミクロ経済学の知識をどう活用できるのか、 理解することを目的とします。
<学習目標>
・市場が完全な状態と不完全な状態とでは、 影響がどのように異なるのかを理解する。
・消費者は、 どんな状態で効用が最大となるのか、 理解する。
・望ましい資源配分とは何か、 理解する。

授業のながれ
1. イントロダクション
2. 企業の行動 (1) 経済理論Tの復習
3. 企業の行動 (2) 経済理論Tの復習
4. 短期と長期の費用 (1) 短期と長期
5. 短期と長期の費用 (2) 損益分岐点
6. 短期と長期の費用 (3) 操業停止点
7. 短期と長期の費用 (4) 市場からの退出
8. 独占の理論 (1) 完全競争と独占 (売り手独占)
9. 独占の理論 (2) 独占企業の利潤最大化行動
10. 独占の理論 (3) 独占と余剰
11. 寡占の理論 (1) 完全競争と寡占
12. 寡占の理論 (2) 協調と裏切り
13. 寡占の理論 (3) ゲーム理論入門
14. 中間試験
15. 中間試験のポイント解説 (予定)
16. 独占的競争の理論 (1) 完全競争と独占的競争
17. 独占的競争の理論 (2) 短期均衡
18. 独占的競争の理論 (3) 長期均衡
19. 独占的競争の理論 (4) 完全競争市場との比較
20. 消費者行動の理論 (1) 経済理論Tの復習
21. 消費者行動の理論 (2) 経済理論Tの復習
22. 消費者行動の理論 (3) 予算制約
23. 消費者行動の理論 (4) 選好と効用
24. 消費者行動の理論 (5) 所得・価格変化の影響
25. 一般均衡分析 (厚生経済学入門) (1) 部分均衡と一般均衡
26. 一般均衡分析 (厚生経済学入門) (2) 純粋交換
27. 一般均衡分析 (厚生経済学入門) (3) パレート最適と契約曲線
28. 一般均衡分析 (厚生経済学入門) (4) 価格の導入
29. 一般均衡分析 (厚生経済学入門) (5) 厚生経済学の基本定理
30. まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
・私語、 その他講義を妨げる行為は禁止。   ・少なくとも 「経済理論 I」 の内容を理解していること。
・「経済学のための数学」 で学んだ内容の多くを活用するので、 注意すること。
【使用する数学】関数 (計算・グラフ)、 連立方程式、 簡単な微分など
<本科目の関連科目>
 経済系の専門科目 (「情報の経済学」 「公共経済学」 「厚生経済学」 など)

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
20%

40%
40%

 宿題 (10 回前後) と中間試験、 定期試験により評価する。

テキスト ■ テキストを使用する
□ レジュメを使用する
□ 未定 (最初の授業で指示する)
伊藤元重 『入門経済学 第 2 版』 日本評論社
【備考】:主要な参考文献として、 次の書籍を提示する。
N. G. マンキュー 『マンキュー経済学 (1) ミクロ編 (第 2 版)』、 東洋経済新報社



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