日本福祉大学 福祉経営学部

基 礎 簿 記

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
1
前期 2 限連続
(4 月〜5 月を予定)
橋 口   徹

テ|マ 複式簿記の原理

科目のねらい
【キーワード】 複式簿記 損益計算書 貸借対照表 
<内容の要約> 
 ゲーテは複式簿記を 「人類の創出した最高のものの一つである」 と述べている。 複式簿記は経済生活の土台であり、 また経営活動を営むための羅針盤でもある。
 簿記は組織の経営活動を貨幣額でもって記録・計算し、 その結果を報告するための技術である。 組織の経営活動のストック (一定時点における財政状態) と、 フロー (一定期間における経営成績) に関する情報を測定し、 これを伝達する技術であって、 組織経営のためにも、 また経営組織の評価のためにも必須のものである。
 本講義では、 商業を営む企業の簿記を中心に解説する。 
<学習目標> 
・商取引を行う企業の取引とそれに対する記帳技術について、 理論と技法の両者を理解し、 問題演習を通じて体得する。
・理論の十分な理解に基づいて、 演習を行い、 さらに日商簿記検定3級をターゲットとした実践問題も取り入れて学習することによって、 簿記の本質と有用性を認識する。 (本講義は、 簿記演習Tを受講するための事前準備講座として位置付けられる。)

授業のながれ
1. 導入講義 (講義ガイダンス):簿記の意義、 簿記の基礎概念
2. 取引記録、 勘定記入、 仕訳と転記
3. 試算表の作成、 決算T
4. 現金・預金、
5. 商品、 商品売買損益の計算
6. 受取手形と支払手形@
7. 受取手形と支払手形A
8. 貸倒損失と貸倒引当金
9. 有価証券
10. 有形固定資産
11. 収益・費用、 資本
12. 決算U
13. 精算表の作成
14. 財務諸表の作成
15. 期末試験

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
・「授業のながれ」 に記載した講義内容はあくまで予定であり、 受講生の理解度等を勘案したうえで、 適宜変更する可能性あり。
・毎回の講義内容を復習すること。
・簿記は積み重ねの要素が強い。 途中で欠席するとその後理解できなくなるので、 必ず出席すること。
・自分でやってみて体得するという部分がかなりあるので、 練習問題を数多く解くこと。
<本科目の関連科目>
 「簿記演習T」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他





 期末試験の点数を評価の基礎とするが、 特に、 出席点や提出物の提出状況等を重視しつつ、 総合評価を行う。

テキスト □ テキストを使用する
□ レジュメを使用する
■ 未定 (最初の授業で指示する)
第 1 回目の講義の前に掲示等で指示を行う予定である。



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