日本福祉大学 社会福祉学部

保育実習T−1

単位数 学年配当 開講形態 教員名
5
3
半期
亀 谷 和 史

テ | マ 保育所 (園) 実習とその事前事後指導−−−保育実践力の獲得

科目のねらい
【キーワード】  保育所実習 保育所実習の基礎知識 保育実践力 日案の作成など
<内容の要約>
 「保育実習T−1」 は、 3 年生の 11 月に 2 週間行う保育所 (園) での現場実習と、 毎週行う演習形式の授業によって、 構成されています。
 授業では、 保育士としての 「保育実践力」 の獲得をめざします。 「保育実践力」 とは、 @対象 (子ども) 理解、 Aコミュニケーション・スキルと自己表現力、 Bクラス担当保育士としての保育内容・方法の構想・企画と実際の保育活動、 C社会人 (大人) としての生活実務力と社会的態度、 をすべて総合したものです。 @は、 年齢別の子どもの心身の発達の専門的理解ということです。 Aは、 @の子ども理解をもとに、 実際に子ども (たち) の発達を促すうえでどのように関わっていけばよいのか、 その方法・内容を具体的に習得することです。 それは、 自己の表現力をより豊かにしていくこととも深く関わっています。 Bは、 「保育実践力」 のメインの内容で、 @とAを前提に、 保育内容の教材研究、 主活動・責任実習での日案の作成 (=企画力) と実行力、 その自己評価と今後の課題検討等の事柄です。 Cは、 食事の準備や片付け、 掃除の仕方など、 主に日常生活を営むうえでの基本的生活の行動力です。
 これらの各内容は、 すでに他の講義・演習で専門的に学んでいっていますが、 この授業では、 それらを 「統合」 して自分のものにしていくと同時に、 現場実習で対応できるように実際的具体的に学んでいきます。 授業では、 以下の内容を、 ビデオを見たり、 実際にグループで模擬保育を行ったりして、 「保育実践力」 を習得していきます。

授業のながれ
1.   保育所実習の意義と学習課題
2.   実習の種類とステップを踏んだ学習目標
3.   子どもを観察することの意義
4.   コミュニケーション・スキルの実際
5〜7. 保育活動の実際@−−−部分参加実習での取り組み
・絵本・紙芝居の研究と読み聞かせの実際、 ・手あそび・歌あそび、 人形あそびの研究と実際、
・ 「技」 が求められるあそびの実際−−−こま・竹馬、 けん玉、 あやとりなど 
8〜10. 保育活動の実際A−−−責任実習での取り組み
・製作活動の実際
・つもり、 見立て、 ごっこ遊びの実際
・体育的あそび、 ルールのあるの遊びの実際、
11〜13. 責任実習に向けて
・保育内容の企画・構想と日案の作成  (*夏休み:日案のレポート課題)
・指導計画の作成・書き方
14.   年齢別保育の実際、 異年齢保育の意義と課題
15.   保育所 (園) での子育て支援・子育て相談と保育士の職務

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 この授業は、 学外での保育所 (園) 実習を含む実習の事前事後指導の授業です。 学外での現場実習になるわけですから、 保育士の 「見習い」 として、 社会人 (職業人) に準じたパブリックな行動様式とモラルが求められます。 したがって、 授業の欠席は原則として認められません。 サークルやバイトを優先することはもっての他です。 心して授業に毎回出席してください。
<本科目の関連科目>
「保育内容総論」 「保育論」 「保育方法論T・U」 他、 保育課程必修のすべての科目

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他





 この 「保育実習T−1」 は、 11 月の保育所 (園) 実習 2 週間とセットです。 したがって、 毎週の授業の評価 (実技・日案の作成レポート等) と、 11 月の 2 週間の実習での実習園での評価とをあわせて、 総合的に評価を行います。

テキスト □ テキストを使用する
□ レジュメを使用する
□ 未定 (最初の授業で指示する)
 授業のなかで指示します。



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