科目名 卒業研究I
(人間福祉情報学科)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4
3
通 年
御 橋 広 眞

テ | マ  生活の中で出会う 「ゆらぎ」 の現象を理解する

科目のねらい
<内容の要約>
【キーワード】 「予測できる現象」 「予測できない現象」 「平均値」 「ゆらぎ」
 最初に、 「ゆらぎ」 の意味を理解するために、 みんなで話し合いをします。 「ゆらぎ」 は 「でたらめ」 とは違うこと、 そこで理解します。 しかも、 私たちに身近な事柄であればあるほど 「ゆらぎ」 が多いということを発見するはずです。 次に、 入門書 (あるいは論文) を読みながら、 「ゆらぎ」 が科学の対象であることを知り、 「ゆらぎの科学」 の方法に理解を深めます。 後半では、 「ゆらぎ」 を共通のキーワードにしながら、 自分が研究したいテーマをみつけるためのディスカッションをすることにします。 論文は、 それらの要約ということになります。
<学習目標>
 ニュートンは、 当時、 神の住みたまう世界と考えられていた夜空を見上げて、 無数の星の運行の美しさに魅せられて、 その規則性を記録 (ティコブラーエ) を分析し、 ついに古典力学を築きました。 古典力学は、 その後の西洋文化の決定論的思考に大きな影響を与えました。 それに比べ、 東洋とくに日本文化では、 身近なできごとの不規則性になじむ心が発達して 「無常」 なものへの感性が育ってきました。 現代風にいえば 「ゆらぎ」 への関心です。 そのように 「ゆらぎの科学」 は、 東洋・日本人になじむ科学を育てたいという目標をもっています。 つまり、 あなたの 「考える力」 を磨く場だといえます。

授業のながれ
1  「ゆらぎ」 について学ぶ 話し合い
2 入門書 (論文) の講読 (1)
3 入門書 (論文) の講読 (2)
4 入門書 (論文) の講読 (3)
5 入門書 (論文) の講読 (4)
6 研究テーマの 「種」 を探す (1) 
7 研究テーマの 「種」 を探す (2)
8 研究テーマの 「種」 を探す (3) 発表会
9 研究テーマの 「種」 を探す (4) 発表会
10 研究テーマの 「芽」 を育てる (1)
11 研究テーマの 「芽」 を育てる (2)
12 研究テーマの 「芽」 を育てる (3)
13 研究テーマの 「芽」 を育てる (4)
14 論文にまとめて発表する (1)
15 論文にまとめて発表する (2)

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 普段から、 できるだけ多くの人と議論するように努力して、 それを習慣づけること。
 つまり、 授業時間以外にも、 できるだけ研究室にいる時間 (滞在時間?) を多くするようにする。
<本科目の関連科目>
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
0%
0%
0%
100%
出席 50%
発表会 50%

使用テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 最初の日に指示します



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