日本福祉大学

科目名	生涯学習計画Ⅰ

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
2	3	前　期	中　川　晴　夫

テ｜マ	住民の成長発達と地域づくり

科目のねらい

＜内容の要約＞
【キーワード】　「基本的人権」「生涯学習施設」「社会的排除者」「地域」「社会教育主事」
　本講では「生涯学習論」を踏まえたうえで、教育・学習から疎外されている「社会的弱者」「社会的排除者」に視点をあてながら、さまざまな世代や階層が抱える課題について分析を行い、真に住民を主人公とした「生涯学習計画」や「地域教育計画」策定の意義と、そのための国や地方公共団体の果たすべき役割について、考察を深めます。
＜学習目標＞
・住民の発達保障のために国や自治体はどうあるべきか、その役割について理解ができる。
・「忘れられた人々」「社会的弱者」「社会的排除者」の存在と人権の大切さについて理解が深まる。
・「少子高齢化社会」問題について、それらに行政や国民はどう対応すべきか、諸外国の取組みと比較考察することにより、その打開の方向と展望が明らかになる。

授業のながれ

1　オリエンテーション
2　生涯学習計画とは何か
3　住民の生活課題・学習課代の把握と生涯学習計画
4　生涯学習計画策定の意義と手順
5　対象の理解と組織化（1）「子どもを取り巻く課題と生涯学習」
6　対象の理解と組織化（2）「子どもの権利条約とわが国の子どもたち」
7　対象の理解と組織化（3）「社会的弱者となる若者・青年」
8　対象の理解と組織化（4）「ニート問題から何が見えてくるか」
9　対象の理解と組織化（5）「成人の学びと生涯学習」
10　対象の理解と組織化（6）「ペタゴジーとアンドラゴジー」
11　対象の理解と組織化（7）「男子成人層の学びと生涯学習」
12　対象の理解と組織化（8）「高齢者の学習と生きがい」
13　対象の理解と組織化（9）「高齢者の発達と高齢者問題」
14　まとめ・予備日
15　試験

学ぶ上での注意・担当教員からの希望

・私語、携帯電話の操作、飲食、 10 分以上の遅刻は他の受講者の妨げになるので許可しない。
・必要に応じ、レジメ、資料等を配布するので、受講者はA4 サイズのファイルを用意すること。
＜本科目の関連科目＞　
　「生涯学習計画Ⅱ」とは併せて履修すること。また、生涯学習論を踏まえて授業を進めるので「生涯学習論」についても受講しておくこと。

成績評価の方法

課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
その他

0％0％
0％
70％
30％

・試験の成績と受講態度、出席状況を総合的に勘案する。
・原則として、出席確認とあわせ、毎回理解度を測定するためにミニレポートを課す。

使用テキスト

□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

　必要な参考文献は、授業の進行状況に即し、紹介する