科目名 情報と数理I

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2
1
後 期
御 橋 広 眞

テ | マ  規則性と不規則性の数理、 その基本

科目のねらい
<内容の要約>
【キーワード】 「線形代数の基本:行列」 「線形代数の応用」 「確率論の考え方」 「確率論の応用」
 変数とその関数との関係で、 もっとも基本となるのは比例関係ですが、 変数が二つ以上になった場合を含めた比例関係を扱うのが線形代数です。 つまり線形代数は〈多次元の正比例〉を扱います。 線形代数は、 高学年になって習う微積分、 多変量解析、 線形システムの基本になります。 線形代数が規則性の数理であり予測性の数理であるのに対して、 後半に学ぶ確率論は不規則性の数理です。 不規則で単純に予測できないことを論理的に理解しようとするとき確率論の考え方が有効になります。
<学習目標>
 私たちの身の周りに日常的に起きている事柄を注意深く観察すると、 自然現象でも社会現象でも、 規則的に起きることと不規則に起きることとが入り混じっていることに気がつくでしょう。 ときには、 「まさか…!」 とおもえる予想もしなかった大事件が起きることもあるし。 そうした現象の (1) 数理的構造を理解する (2) 未来の現象を予測する力をつける。 これらが 「情報と数理」 を学ぶときの目標です。

授業のながれ
1 行列とは (1) 行列と数ベクトル 
2 行列とは (2) クロネッカーのデルタ
3 行列の演算 (1) 行列の和、 差
4 行列の演算 (2) 行列の積 非可換性
5 行列の応用 (1) 連立一次方程式
6 行列の応用 (2) 逆行列
7 行列の応用 (3) 一次変換と写像
8 個数と数え方 (1) 場合の数、 和と積の法則
9 個数と数え方 (2) 順列と組み合わせの関係
10 確率の値と頻度
11 順列と確率
12 組合せ論から確率論へ
13 期待値
14 演習 (1)
15 演習 (2)

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 テキストのプリントを配布しますが、 授業では、 板書したもののノートを必ずとるようにしてください。
 それらは、 テストの中心的な問題になります。
<本科目の関連科目> 
 情報と数理入門

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0
20%
0%
80%
0%
定期テスト 80% 
補足としてレポートなど 20%

使用テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 テキストを配布します



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