日本福祉大学 福祉経営学部

経 済 学

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
1
半期(週 2 回)
肥 塚 文 博

テ | マ  経済の仕組みを知り、 “経済学的”な発想法を獲得すること

科目のねらい
<内容の要約>
【キーワード】 Economics⇔Oikonomikos 「リスクを取る」 という思考方法 競争=市場原理 vs. 共存・融和 プロフェッショナリズムを身に付ける グロバリゼーションの光と影
 明治開国の頃、 欧米から輸入された新しい学問“Economics”に、 漢文の 「経世済民=民の暮らしをよくするように国を治める」 という意味合いの言葉が翻訳語として選ばれました。 その事からも解かるように、 経済学とはギリシャ語の 「共同体のあり方」 を考えると言う意味での Oikonomikos から産まれた学問なのです。
 そんな原点に立ち戻りながら、 いま日本経済が直面している諸課題に取り組み、 解決への道筋を一緒に考えて行きましょう。
<学習目標>
 そう遠くない将来、 皆さんは経済社会の第一線に立っているはずです。 直面する課題に対して、 臆したり・ひるんだりすることなく、 堂々と立ち向かえる力、 つまり 「最低限の経済知識と発表能力」 を、 いま身に付けて欲しい。 だから、 腹を決めてこの授業について来て下さい!自分自身の将来のために……。

授業のながれ
 <前 半>
1. はじめに 「なぜ、 経済学を学ぶのか!」
2. テキスト最終章 「競争か共存か」
3. テキスト第一章 「お金の正体…貨幣と信用」
4.   続  き
5. テキスト第二章 「経済のあやしい主役…株の話」
6.   続  き
7. テキスト第三章 「払うのか、 取られるのか…税金の話」
8.   続  き
9. テキスト第四章 「なにがアメリカをそうさせるの…アメリカ経済」
10.   続  き
11. テキスト第五章 「お金が国境をなくす…円・ドル・ユーロ」
12.   続  き
13. 前半のまとめ
14. ここで中間試験をします!配点は 40%
 試験時間は 60 分、 設問は 3〜4 問。 回答は記述式で、 合計 1000 字程度。

 <後 半=11 月中旬以降>
1. テキスト第六章 「強いアジア、 弱いアジア…アジア経済」
2.   続  き
3. テキスト第七章 「いまを取るか、 未来を取るか…投資と消費」
4.   続  き
5. テキスト第八章 「お金儲けはクリエィティブな仕事…起業とビジネス」
6.   続  き
7. テキスト第九章 「人間とは 『労働力』 なのか…労働と失業」
8.   続  き @ 先進諸国のケース
9.   続  き A 途上国のケース
10.   続  き B 日本の若者たちのケース
11. テキスト 「会議を終えて」 & 「会議 その後」
12.   続  き @ 竹中平蔵の研究
13.   続  き A 2007 年問題
14.   続  き B 世界のエネルギー (とりわけ石油) 事情
15. 総まとめ=最終試験準備として……

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 予習として;毎日、 必ず新聞 (スポーツ紙を除く) の一面記事を一項目だけでいいですから精読してください。 “精読”ですヨ! 解からないところや疑問箇所を読み飛ばしては駄目です。 解からないところは自分で、 あるいは仲間と一緒に調べる事。 授業時間内に順不同で、 発表してもらいます。
★出席と復習は当然実行する事!  ★私語厳禁  ★ 「特欠」 以外は認めません!
<本科目の関連科目
 政治、 経済分野を取り扱う全ての科目に、 貪欲に挑戦してください!なお、 小生は、 「くらしと経済」 (水曜日の 4 限、 前期のみ) も担当しています。

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他




《評価は、 中間試験 40%、 最終試験 50%、 授業中に順不同で発表する予習チェック 10%》
◎授業に出席するのが大前提です。 だから、 出席点はゼロ、 ありません。
×逆に、 理由なく欠席するものは、 最大限 30%減点します。

テキスト テキストを使用する
レジュメを使用する
未定 (最初の授業で指示する)
佐藤雅彦&竹中平蔵 「経済ってそういうことだったのか会議」 日本経済新聞社 <日経ビジネス人文庫> ¥600



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