日本福祉大学

日本福祉大学　福祉経営学部

健康・スポーツ演習Ⅱ （005）障がい者スポーツ

単位数	学年配当	開講形態	教員名
4	2	前期＋集中	小　林　培　男

テ｜マ	障がい者と高齢者の健康づくりとスポーツを学ぶ

講義のねらい

【キーワード】　障がい者　高齢者　生涯スポーツ　健康と体力　DAL と QOL の向上
　障がい者スポーツのねらいは、高齢者や障がい者についての理解を深めるとともに、彼らが取り組むスポーツや身体運動の意義や効果、さらにはその実践に触れ、スポーツ指導の基礎を学ぶことにある。障がい者のスポーツや高齢者のスポーツの学習を通じて誰もが日常的にかつ、継続的にスポーツ活動を実践できるようにその工夫を学ぶ。そのために「障害学」「体力科学」「スポーツ科学」などの理論とスポーツ実践のバランスを保ちながら学習を進める。実技は前半がやや浅く広く、後半が狭く深く進める。集中講義では、宿泊を伴いながら車いすテニスや海の生涯スポーツの実践も深める。

講義のながれ

前期講義計画
１．クラスオリエンテーション、流れや進め方
２．ガイドヘルプの理論と実際（歩行・ランニング）
３．障害学・障害者論とスポーツ
４．視覚障害者のスポーツ（サウンドテーブルテニス）
５．視覚障害者のスポーツ（フロアーバレーボール）
６．障害者の体力とスポーツ指導
７．肢体不自由者とスポーツ（シッティングバレーボール）
８．肢体不自由者とスポーツ（シッティングバレーボール）
９．車いすを利用したスポーツ（車いすサッカー）
10．車いすを利用したスポーツ（車いすバスケバスケ）
11．車いすを利用したスポーツ（車いすバスケ）
12．車いすを利用したスポーツ（車いすバスケ）
13．車いすを利用したスポーツ（車いすバスケ・リーグ戦）
14．車いすを利用したスポーツ（車いすバスケ・リーグ戦）
15．前期のまとめ、レポート課題、集中講義準備

集中講義計画
１．第 1 日目 2 限　大学から送迎バスでドーム移動
２． 3 限　障がい者の水辺スポーツ 1 （カヌー)
３． 4 限　障がい者の水辺スポーツ 2 （カヌー)
４． 5 限　ゲスト講義（私の人生とスポーツ）
５． 6 限　講義：障がい者スポーツの現状、宿泊
６．第 2 日目 1 限　車いすテニス実技とその指導
７． 2 限　車いすテニス実技とその指導
８． 3 限　車いすテニス実技とその指導
９． 4 限　車いすテニス実技とその指導
10． 5 限　片付け、スポーツドームから送迎バスで帰路
11．第 3 日目 1 限　車いすバスケットボールの指導
12． 2 限　車いすバスケットボールの指導
13． 3 限　車いすバスケットボールの指導
14． 4 限　車いすバスケットボールの指導
15． 5 限　まとめ、レポート課題

集中講義の日程と概要

日　程：第 1 日目（8 月 4 日）～第 2 日目（8 月 5 日）宿泊を伴う合宿集中講義、第 3 日目（8 月 7 日）集中講義
場　所：第 1 日目～第 2 日目（NFU スポーツドーム）、第 3 日目（大学キャンパス）
費　用：保険料、 2 泊 3 食合計で約 8,000 円（概算予定）
その他：海浜スポーツ実技をしますので水着および帽子を用意すること

学ぶ上での注意・担当教員からの希望

　障がい者や高齢者が行っているスポーツを体験することから始めます。見たことはあっても体験したことや理論的な理解の少ないスポーツでしょうが、参加学生が活動や審判、用具準備など協力し合いながら理論と実技をバランスよく学習しよう。実技を楽しむだけでなくルールや指導法など積極的に取り組み、障がい者スポーツ指導員としての資質と実力を高めよう。講義中の携帯電話と携帯メール厳禁。

成績評価の方法

　通常開講日数および集中講義時間数の合計で規定出席を満たしたものについて、出席 50 点、技能点 25 点、理論 25 点で総合的に評価する。欠席が８回以上の場合は規定に従って履修放棄とみなす。

テキスト	特に定めず、講義プリントや VTR で進める。必要に応じて講義中に指示する。