日本福祉大学 経済学部

環境経済学

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
3
後期 (週 2 回)
西 村 一 彦

テ | マ 経済学の視点から環境問題を考える

講義のねらい
 境問題に対して、 我々がどのように考え、 どのように行動すべきかを、 経済学の側面から明らかにする。 まず、 社会状態の評価基準として 「効率性」 の概念を導入し、 「市場」 の性能を評価する。 次に、 環境問題の発生する場面において、 市場による各種の調整がうまく機能しない様子を確認する。 さらに、 再調整を行う施策としていくつかの環境政策を挙げ、 その特徴を明らかにした上で、 個人の環境保全行動の分析を行う。

講義のながれ
(1) イントロダクション
(2) 技術と生産関数
(3) 費用関数
(4) 消費者と効用関数
(5) 市場メカニズムと効率性
(6) 厚生経済学の基本定理
(7) 外部効果・外部性
(8) ピグー税
(9) 補償命令
(10) 公共財
(11) リンダール機構
(12) 所有権の配分
(13) <<< 中間テスト >>>
(14) <<< 解説 >>>
(15) 費用便益分析 (概観)
(16) 潜在的パレート改善
(17) 仮説的補償定理
(18) 費用便益分析の実際
(19) 環境負荷の計測 (概観)
(20) 産業連関分析
(21) 結合生産・リサイクル
(22) 不確実性・リスク
(23) 期待効用仮説
(24) リスクの市場価値
(25) 予備 1
(26) 予備 2

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 高校レベルの微分・積分、 確率・統計、 線形代数は使います。 なるべく丁寧に解説するつもりですので、 がんばってください。 講義中の質問は大歓迎です。

成績評価の方法
 中間テスト (30 点) と期末テスト (70 点) による。

テキスト 使用しない



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