日本福祉大学 経済学部

経済統計

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
2
通年
阿 部 正 樹

テ | マ 経済データ・地域データによる分析ならびに予測につなげるシミュレーション

講義のねらい
 日々の新聞・雑誌・テレビなどは GDP、 輸出動向、 物価、 為替、 株価、 企業業績、 需要動向など経済データそのものや分析結果を報じている。 これらの情報収集や加工法は決して容易ではない。 しかしこれらの情報により政策当局者や企業人たちは意思決定し、 投資家は投資決定している。 情報の読み方を間違えれば悲惨な結果につながりかねない。 このような観点に立って次のような問題意識により講義を進める。 @経済データの取得 (ネットを利用)、 A加工処理方法 (統計的手法) の理解、 Bパソコンによる加工処理作業、 C加工処理結果による推定・予測、 Dシミュレーション。 分析対象としては日本経済、 家計消費経済、 地域経済、 企業活動経済、 高齢化経済 (福祉関係分野にも挑戦したい)、 財政経済などの領域に焦点を当てたい。 授業は情報演習室を使い、 講義型のではなく、 自主的な参加型の運営となる。

講義のながれ
<前期>
1 家計調査報告
 @収入  A支出・消費  B財産
2 景気動向分析
 @先行指数 A一致指数 B遅行指数
3 労働統計分析
 @年齢別就業分析 A産業別就業状況
<後期>
4 地域経済データ分析(愛知県)
 @主力産業変遷  A消費動向  B人口動態
5 高齢化経済、 福祉経済
 今後の人口構成など福祉経済に踏み込みたい

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
@パソコンとエクセルとネットが授業の中核を占めるので基本的な操作などを身につけた人が望ましい。
A自発的参加型授業運営なので出席が条件。
B情報演習室で授業を行う関係上、 受講生数の上限は 40 名、 希望者が 40 名を超える場合には担当教官が人数の絞込みを行います。
Cデータや課題の提示、 課題の提出などは Bb (ブラックボード) を活用。 頻繁に Bb を確認する必要がある。

成績評価の方法
 講義内での取り組み・課題対応:40% 試験 (前期末は授業内試験) 60%

テキスト 日本経済新聞社編 「経済指標の見方」 (上) (下) 日本経済新聞社 (日経文庫)
【参考文献】唯是康彦 「エクセルで学ぶ経済統計入門」 東洋経済新報社



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