※ この科目には、履修前提条件があります。

科目名 数値解析 時 限
月−3・4

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4
2
後 期
杉 江 日出澄

テ | マ  C 言語による数値解析基礎

講義の概要・ねらい
 数値解析の目的は、 各種の数学的諸問題を、 数値的に解くための適切な手法を提供し、 得られる近似解の誤差を調べることである。 その基礎、 つまり学部生として必要最低限の知識として、 方程式の求根、 連立 1 次方程式と逆行列、 最小 2 乗近似、 補間法、 数値積分法、 常微分方程式、 誤差などについて、 主として演習形式で習得させる。 毎週の授業形態は、 冒頭に解析手法などの説明をした後、 コンピュータに向かってプログラミング作業を行わせる。

講義のながれ
第 1 週: ガイダンス
第 2〜3 週: 方程式の求根 (Newton 法/Regula falsi 法/二分法/2 変数二分法/Bairstow 法)
第 4〜5 週: 連立 1 次方程式と逆行列 (Gauss-Jordan 法/Thomas 法/Gauss-Seidel 法/逆行列)
第 6〜7 週: 最小 2 乗近似 (線形最小 2 乗法/直接探索法/この 2 法の併用)
第 8〜9 週: 補間法 (Lagrange 補間法/Aitkin 補間法/Newton 補間法)
第 10 週: 数値積分法 (台形公式/Simpson 公式)
第 11 週: 常微分方程式 (Runge-Kutta 法/Runge-Kutta-Gill 法/Milne 法/連立常微分方程式)
第12週〜: 誤差 (入力データに含まれる誤差/丸め誤差/打切り誤差/桁落ち誤差など)

学習上の留意点
・各週 2 コマ連続。 毎週、 テキストに沿って章単位に、 主として演習形式で行う。
・知識の積み上げ型の講義演習で、 理解できない事があれば、 その都度個別に指導する。
※本科目を履修するには、 「プログラミング演習U」 の単位取得が条件となります。

成績評価の方法
・毎週、 課題結果の合否指導を行い、 演習成果によって評価する。

使用テキスト
・ 『C 言語と数値計算法』 杉江、 鈴木、 培風館 (2001 年 10 月)



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