科目名 情報科学基礎 (生活環境情報学科) 時 限
月−5

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2
1
前 期
杉 江 日出澄

テ | マ  コンピュータ概説と情報科学の基礎知識

講義の概要・ねらい
 まず、 情報科学の最初の講義として、 情報科学全般に対する指針を与え、 今後の情報系科目履修の基礎とする。 次いで、 コンピュータの概説を主テーマとする講義を行う。
 コンピュータの種類・基本構成、 情報のコンピュータ内部での表現、 ハードウェア、 ソフトウェア、 ネットワークと通信など、 必要最少限の内容を平易に解説する。
 なるべく可能な限り、 コンピュータの基本回路や応用回路 (押しボタン式横断歩道、 家庭用防犯システムなど) の稼動実演を行い、 学生の興味と理解を助けるよう心掛ける積もりである。

講義のながれ
@ガイダンス:この講義のねらい、 受講上の注意・成績評価法、 情報基礎科目や基幹科目の概要と履修の指針など。
Aコンピュータの種類:大規模の物から、 手の平サイズの物まで、 実際にどの様な分野で活用されているか、 制御用マシンの実演も含めて示す。
Bコンピュータ内部の情報の表現 :整数の表現、 小数の表現、 数値データの内部表現、 文字データの内部表現など。
Cハードウエアの概説:コンピュータのしくみ、 主記憶装置、 制御装置、 演算装置、 CPU の性能評価、 補助記憶装置、 入出力装置など。
Dソフトウエアの概説:OS とは、 プログラムの翻訳と実行、 多重プログラミング処理、 主記憶管理、 プログラム言語、 OS の全体像など。
Eネットワークと通信の概説:ネットワークの方式、 データ通信システムとは、 データ伝送、 ネットワークアーキテクチャなど。

学習上の留意点
・情報科学の基礎知識は、 一見個人差が著しい。 高校で何がしかの知識を得ている者がいるが、 それは高校生用の知識であり、 大学で必要な情報科学ではない。 混同しないことです。 逆に高校ではコンピュータの学習を全くしてこなかった者もいる。 そのような者の方が、 むしろ変な先入観がなく、 成長が早い傾向が見られる。 誤解や先入観を捨て、 この必修科目に臨んで下さい。
・毎週の学習目標を確実に守ること。 知識の積み上げ型の講義である。 欠席すると以降の講義が理解できなくなるので注意すること。

成績評価の方法
 毎回の出席管理を兼ねて、 その日の講義の重要事項について、 小レポートを書いて貰う。 小レポートと期末試験の成績を合算して評価する。

使用テキスト
 杉江日出澄著 『コンピュータの基礎』 培風館



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