日本福祉大学 福祉経営学部

芸術創造 (002)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
2
通年
湯 浅 英 雄

テ | マ 「香合」 を制作し、 伝統文化の理解を深める

講義のねらい
 室町時代より我国独特の発展を遂げてきた 「茶道」 は様々な工芸文化を生み出しました。 中でも 「香合」 は茶道具の中で、 茶室にたき込める香を入れておく蓋物の小品で、 陶を始め様々な材料を用いて制作され、 小品の中に茶道の世界観を凝縮させた道具として、 古くから人々に愛されてきました。 また漆による塗装は縄文時代の遺物にもその例が見られ、 日本人が古代より使用発展させてきた技法です。 授業では日本の伝統美術工芸の概論と共に、 ヒノキ材を使った彫刻により香合木胎を制作し、 漆塗装による仕上げを行ないます。 そして自ら伝統的な材料や技法に触れる事により、 日本文化についての理解を深める事を目標とします。

講義のながれ
1 伝統工芸概論 1
2    〃    2
3 デザイン 1
4   〃   2
5 木取り
6 荒彫り
7 木胎制作 1
8   〃   2
9   〃   3
10   〃   4
11   〃   5
12   〃   6

後期
1 木胎制作 7
2   〃   8
3   〃   9
4   〃   10
5   〃   11
6   〃   12
7   〃   13
8 仕上げ
9 塗装 研磨
10 塗装 研磨
11 研磨仕上げ
12 批評会まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
1) 授業に出席すること。 作品は制作に費やす時間が正直に表れる。
2) 生活の中で、 美術に関心を向け、 意識的に作品に触れる事を心掛ける。

成績評価の方法
 出席点:20 点 + 提出作品評価:80 点

テキスト 特に使用しない。



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