日本福祉大学 経済学部

国際環境問題

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
3
後期
西 村 一 彦

テ | マ 地球規模の環境問題を考える

講義のねらい
 国際環境問題を経済学の視点から掘り下げる。 国際環境問題とは、 異なる国民間での環境問題であり、 国家主権が及ばないという問題が発生する。 したがって、 国家間での交渉や協調によって問題を解決する必要が生ずる。 しかし国家レベルでは、 初期保有の違いや、 考え方の違いが大きく、 地球規模の問題に対する政策に関して鋭い対立が見られる。 このような現状を把握し、 近年大きな影響力をもち始めた NGO の存在を含めて、 問題解決へ向けた議論を紹介する。

講義のながれ
1. 地球規模の環境問題
2. 人口増加と経済成長
3. 世代間の衡平と持続可能な成長
4. 南北問題
5. 枯渇性資源の問題
6. 再生可能資源の問題
7. エネルギー問題
8. エネルギー技術の展望
9. 科学技術の功罪
10. 国際協調と環境政策
11. モデルシミュレーション
12. 環境政策の特徴
13. 排出権取引
14. NGO の役割

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 インターネットなどを通じて、 COP をめぐる議論や NGO の活動をフォローし、 国際環境問題に対する自分なりの考え方を醸成していってほしい。 それが成績にもつながるように配慮する。

成績評価の方法
 最終レポートによる

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