日本福祉大学 経済学部

コンピューターと経済学

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
3
後期 (週 2 回)
西 村 一 彦

テ | マ 経済問題への実践的アプローチ

講義のねらい
 ある社会における個人が、 価格情報だけを頼りに利己的に行動する結果、 社会全体に、 ある意味で最適な状態がもたらされるという一般均衡の理論は、 経済学の一つのハイライトである。 通常、 この種の経済システムの分析は、 高度な抽象化をもって行うが、 この講義では、 コンピュータを用いることで、 経済システムを具体的に体感しつつ、 理解を深めていくことにする。 前期では主に主体 (個人) の行動を扱う。 これを踏まえ、 後期ではこのような主体が集まった組織の均衡を主に扱う。

講義のながれ
1. コンピュータと経済学 概観 1
2. 個人, 企業の行動
3. 最適化と意思決定
4. 方程式の解法
5. 連立方程式の解法
6. 数理計画
7. 線形計画モデル
8. 割引現在価値
9. 不確実性の下での意思決定
10. 平均・分散モデル
11. ゲームの理論
12. ナッシュ均衡
13. 予備
 
14. コンピュータと経済学 概観 2
15. 経済システム
16. 生産可能性フロンティア
17. 一般均衡と不動点
18. 割引率と利子率
19. 産業連関モデル
20. 産業連関分析
21. 結合生産
22. 外部性
23. 経済システムの自律性
24. 均衡の安定性
25. 微分方程式の解法
26. カオス
27. 予備

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 いくつかの演習を宿題とする。 予備知識は要求しないが、 物事を粘り強く考えぬく力が試される。 ただし、 エクセルなどの表計算ソフトが (ある程度) 使えることを前提とする。

成績評価の方法
 数回の中間レポートによる

テキスト 適宜レジュメを使用する



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