日本福祉大学 経済学部

情報の経済学

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
1
前期 (週 2 回)
舘   健太郎

テ | マ 情報にまつわる経済問題を考える

講義のねらい
 入門レベルの経済学では、 人々が何かを選択するために必要な情報はすべて簡単に手に入ると仮定していました。 しかし、 もし人々が先の見えない不確実な状況におかれていたり、 人によって持っている情報が異なる場合には、 はたして事態はどう変化するのでしょう。 また、 これに対して人々はどのように対処しているのでしょう。 この講義では、 情報にまつわるさまざまな経済問題について整理したいと思います。

講義のながれ
イントロダクション
 <不確実性下の決定>
  期待効用
  リスクと情報の価値
  保険市場への応用
 <隠された知識>
  逆選択 (レモンの市場)
  シグナリング
  展開形ゲームと完全ベイズ均衡
  就職問題への応用
  スクリーニング
  価格差別への応用
 <隠された行動>
  モラルハザードとエージェンシー問題
  固定給と業績給
                   

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 この講義は理論的な話が中心となるため少し難解かもしれません。 なるべく分かりやすく説明しますが、 講義にあたっては、 それなりの集中力と忍耐力をもって真剣勝負でのぞんで下さい。 

成績評価の方法
 期末試験のみ 

テキスト 使用しない。



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