日本福祉大学 経済学部

福 祉 工 学

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
3
後期
野 村 忠 生

テ | マ 福祉用具の安全な利用方法と開発支援事例について学ぶ

講義のねらい
 高齢社会の到来により福祉サービスの健全な発展が期待されており、 福祉用具の利用分野についても、 福祉用具法 (H5)、 介護保険制度 (H12) 等の国の取組みに対応し、 福祉用具やサービスに対する市民や企業の関心が急速に高まってきている。
 本講義は、 高齢者・障害者の介護や自立支援等の生活の質の向上を図る福祉用具の安全な利用方法について学びと共に、 講師が行っている社会連携活動から産・学・官・民の開発支援事例から新事業創出の理解を深める。 また自助具などの現場ニーズ (課題など) の技術支援による解決方法について特別ゲストの事例により学ぶ予定。 福祉ビジネスの現場での用具の活用と開発/普及に関わる人材の育成に努める。

講義のながれ
1. はじめに・制度と高齢者・障害者の自立支援
2. 福祉用具の活用 「移動支援」 (車いす、 歩行支援具)
3.    〃    「移乗・移動」 (移乗用具)
4.    〃    「寝る・排泄」 (ベット・排泄など)
5.    〃    「入浴」 (施設・在宅・訪問入浴)
6.    〃    「伝える・自助具」 (コミュニケーション機器、 自助具) 事例:特別ゲスト
7. 「中間テスト」 福祉用具の安全確認 (AKT システム)
8. 福祉用具の開発方法 @障害者・高齢者の開発支援事例 (試作・アイデアの企業連携支援)
9.                    A産学官の連携開発支援事例 (大学・国研・公設試の研究成果の活用)
10. 共用品・共用サービス
11. 住環境とバリアフリー
12. まとめ & テスト 

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 福祉用具の利用者の視点で国際福祉機器展 (バリアフリー 2004 大阪、 ウェルフェア名古屋 2004、 HCR2004、 地域の福祉用具展示場) の見学・試用体験を行い、 理解を深めておいて下さい。
 遅刻・欠席は講義全体の理解を欠くことになります。 質問を歓迎します。  

成績評価の方法
出席点 20 点、 中間テスト 20点、 期末テスト 60点 (開発事例評価など:資料持込可) によって総合評価

テキスト 講義レジメを毎回配布する。 No. 2-6: 「福祉用具ハンドブック」 大井企画、 保健福祉



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