日本福祉大学 経済学部

福祉情報産業論

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2
3
前期
後 藤 順 久

テ | マ 事例から見る福祉情報化と関連産業

講義のねらい
 介護保険制度導入後、 一気に福祉分野の情報化が進んだといわれる。 しかし、 情報化によって多様な課題が顕在化したことも事実である。 こうした課題を整理した後、 福祉情報の意義や福祉情報化を支える情報技術 (IT) について学習する。 各企業が構築したシステムの事例を紹介し、 福祉情報化の現状を確認し、 情報化によって地域とともに課題を解決できる福祉産業のあり方を考える。     

講義のながれ
(1) 福祉情報化を支える IT
(2) 介護保険導入後の福祉分野の課題と IT
(3) 愛知県高浜市におけるシステムの事例 (NFU が支援)
(4) センサーを利用した安否確認システムの事例 (ポットで見守り)
(5) 小規模自治体におけるシステムの事例 (IC カードで福祉・医療の連携)
(6) モバイル情報環境によるシステムの事例 (現場に情報を持ち運ぶ)
(7) 離島における先進的保健福祉情報システムの事例 (テレビ電話の威力)
(8) 福祉分野のマッチングシステムの事例 (ほしい情報を手軽にゲット)
(9) 介護報酬請求システムの事例 (インターネット経由でソフトを使う)
(10) 福祉情報の活用事例 (専門職の非定型業務の分析はこうする)
(11) 介護保険対応の情報システムと開発企業
(12) 福祉情報化の課題と産業の育成   

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 福祉について一定の知識が必要となるので、 「現代の医療と福祉」、 「高齢者福祉論」 などの福祉系科目の履修が前提となる。

成績評価の方法
 出席点 20 点、 中間試験 30点、 期末試験 50点  

テキスト 適宜レジュメを使用する



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