日本福祉大学 経済学部

医療福祉ビジネス

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
3
後期 (週 2 回)
西 垣   克

テ | マ  医療ならびに福祉サービスを取り巻くビジネスの現状と将来展望

講義のねらい
 従来医療はもとより福祉に係わる事業や活動は、 医師は聖職者であるとか福祉事業は慈善事業であるとか言われ、 金銭が絡むビジネスとは異なった世界であると考えられてきた。 しかしながら、 近年の年金問題をはじめ医療事故などこれらの事業に対して、 国民は大いなる不安や信頼感を創出する出来事が生じてきている。 そこで、 医療活動や福祉事業に対する理念や理想は別にしてこれらの活動も社会経済活動であると言う視点から、 言い換えれば一つのビジネスとして検討を加えるならば、 どのような状況が出現するか考えてみることが必要である。 理想的な有り様と矛盾なく整合性のある継続的な活動にしていくためには、 現状にどのような問題があるのかを理解することが重要である。 人を対象にしたビジネスには、 どのような共通点があり医療と福祉の分野にはどのような特性が存在するのか、 関係しているビジネスにはどのような種類のものがあるのか、 現実にビジネスを行っている現状を概説し、 将来的に国民が望むサービスにするにはどのようなビジネスが可能かについて検討する。

講義のながれ
1. 医療サービスを担う人々
2. 医療人材ビジネス
3. 人材派遣ビジネス
4. 医療施設にかかわるビジネス
5. 医療設備にかかわるビジネス
6. 医療機器にかかわるビジネス
7. 医薬品にかかわるビジネス
8. 療養環境にかかわるビジネス
9. 医療施設経営にかかわるビジネス
10. 患者搬送にかかわるビジネス
11. 医療情報にかかわるビジネス
12. 将来考えられるニュービジネスの動向
13. 福祉サービスを担う資源
14. 福祉人材ビジネス
15. 福祉施設にかかわるビジネス
16. 福祉設備にかかわるビジネス
17. 療養環境にかかわるビジネス
18. 福祉施設経営にかかわるビジネス
19. 地域福祉サービスにかかわるビジネス
20. 在宅福祉サービスにかかわるビジネス
21. 福祉情報にかかわるビジネス
22. 住宅福祉サービスにかかわるビジネス
23. 搬送サービスにかかわるビジネス
24. 将来考えられるニュー福祉ビジネスの展望

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 制度として運用される医療ならびに福祉事業においてどのような関連ビジネスが展開されているか、 できる限り具体的な事例を基に概説し機会があれば実際にビジネスをしている人を講師にお願いしようと考えている。 そこで各自できる限り経済新聞などの動向を予習し、 問題意識をもって積極的に学習するよう心がけること。

成績評価の方法
 期末試験はレポートとして提出すること。 各自が考えるニュービジネスの起業計画を作成すること。

テキスト 講義の中でその都度提示する。



(C) Copyright 2004 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。