日本福祉大学 経済学部

マーケティング

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
2
後期 (週 2 回)
小 木 紀 親

テ | マ マーケティング戦略〜生活者発想型マーケティングの視点から〜

講義のねらい
 ヒット商品がどのように生まれたのか、 CM や雑誌広告がどのような効果をもたらすのか、 流通の仕組みがどうなっているのか、 同じ商品なのに店によってどうして価格が違うのかなど、 市場には実に様々な疑問が生じてくる。 これらは、 すべて企業のマーケティング活動に関わることなのである。
 本講義では、 とりわけ、 製品戦略、 流通チャネル戦略、 価格戦略、 プロモーション戦略などを中心として、 企業の様々なマーケティング戦略や市場における多様なマーケティング的現象を見ていくことになるが、 受講者は、 マーケティング戦略の基本体系及びその構造をぜひ理解して、 様々な組織に援用できるようにしていただきたい。
 本講義の基本的なアプローチとしては、 現代市場の現実的側面にスポットを当てつつ、 生活者の視点および批判的精神の視座からマーケティング現象をとらえることを意識したい。 また、 企業にとどまらず、 行政、 医療、 福祉などの分野のマーケティング戦略も講義に若干取り入れていきたい。

講義のながれ
第1回 イントロダクション
第2回 ヒット商品研究@
第3回 ヒット商品研究A
第4回 ヒット商品研究B
第5回 現代のマーケティング・モード@
第6回 現代のマーケティング・モードA
第7回 マーケティングとは
第8回 マーケティングの生成と展開
第9回 マーケティングの概念と定義
第10回 マーケティングの基本体系 (マーケティング・ミックス)
第11回 マーケティング戦略のプロセス
第12回 製品戦略@
第13回 製品戦略A
第14回 製品戦略B
第15回 製品戦略C
第16回 価格戦略@
第17回 価格戦略A
第18回 価格戦略B
第19回 流通チャネル戦略/小売業の戦略@
第20回 流通チャネル戦略/小売業の戦略A
第21回 流通チャネル戦略/小売業の戦略B
第22回 プロモーション戦略/広告戦略@
第23回 プロモーション戦略/広告戦略A
第24回 プロモーション戦略/広告戦略B
第25回 行政・医療・福祉におけるマーケティング戦略@
第26回 行政・医療・福祉におけるマーケティング戦略@
第27回 総括
第28回 テスト

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
・不適切な受講態度 (飲食、 携帯電話使用、 着帽、 私語、 途中退出など) は絶対に認めない。 特に、 私語については厳しく注意するので、 そのつもりで受講すること。
・受講者数にもよるが、 授業の出席や課題レポートの提出が厳しく求められるため、 履修にあたっては相当の努力が必要であることを十分に理解した上で登録することが望ましい。
・授業に関わる質問は何でも (良識の範囲内で) 受け付けるので、 授業終了後、 来訪のこと。

成績評価の方法
 受講者数にもよるが、 基本的には、 毎回の出席状況・受講態度 (15%)、 ほぼ毎回の課題レポート (25%)、 学期末テスト (60%) などから総合的に判断する。 なお、 %は目安であり、 授業の進捗状況などにより、 若干の変更はあり得る。

テキスト 小木紀親 『マーケティング・ストラテジー』 (中央経済社、 2000 年)
小木紀親 『マーケティングEYE』 (中部経済新聞社、 2003 年)



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