日本福祉大学 経済学部

芸 術 文 化

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4
3
後期 (週 2 回)
山 田 彊 一

テ | マ 生活の中でのアート (福祉とのかかわり)

講義のねらい
 この科目は美術やデザインと生活との関係を探ると同時に、 福祉の中でのアートの役割も知ってもらいます。 芸術の一般的な意味を知り、 その裏側の本音にも迫る。
 ピカソは何故有名になったのか。 ブランド品を何故人は買うのか。 美術は福祉にどのように役立っているのか。 40 ヶ国への旅でそれ等を検証しながら話を進める。
 授業で取り上げる外国は、 スエーデン、 デンマークに始まって最貧村でありながら長寿者が多い南米のビルカバンバ。 平均寿命は 40 歳ちょっとなのにお年寄りが若い人から尊敬されるアフリカ。 チベットのアートや一妻多夫の村。 我々の老後のありようなどこれらの国々の現状から言及していきたい。

講義のながれ
(1) 美術・デザイン・ブランドの裏側
(2) アフリカ・ケニヤの現状とアートへのかかわり
(3) ピカソと現代社会へのかかわり
(4) 福祉の国スエーデンやデンマークのアート
(5) 老人の元気な名古屋とその文化
(6) 世界三大長寿郷ビルカバンバの老人
(7) 一妻多夫の町チベットのアートや生き方
(8) 豊田市美術館と名古屋市美術館
(9) 心理学と美術。 そこから自分を探る
(10) カメラの発明から芸術の誕生へ
(11) ゴッホ、 ゴーギャン、 セザンヌのアート性
(12) 現代美術と社会、 福祉とのかかわり

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 福祉社会と文化、 芸術とのかかわり。 これ等のことを探り出し人はどう生きるべきか。 本当の福祉とは何かを問いたい。 頭で覚えるのではなく、 興味ある授業を受けることで、 体の中で自然に文化、 芸術を会得して欲しい。
 なにしろ楽しい授業をやろうと思う。 その裏側にある内容の深さに気付いて欲しい。 ガンバルつもり。

成績評価の方法
 出席点 30点、 テスト 70点だが、 授業で生きていく本音のノウハウを話すから、 点数にこだわらず聞いて欲しい。

テキスト 適宜レジュメを使用する



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