日本福祉大学 社会福祉学部

社会福祉援助技術演習 (保育) (前期)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 前期 矢満田 篤 二

テ|マ 実務経験者から実技指導を受け、 多様な模擬演習をとおして体感的に援助技術を習得する

講義のねらい
 本講は、 狭義の社会福祉援助技術の枠にとどまらず、 近年増加している児童虐待の防止策や学生が親になったとき、 わが子を伸び伸びと育てるような子育てのポイントも実技体験の中に織り込んであり、 自動車学校の運転教習のように、 体験的に対人関係を好転させる援助技術を修得できる内容で編成してあり、 効果測定には自己評価方式を採択している。
 卒業後、 社会福祉専門職として実務に就く学生は、 ロールプレィ (役割演技) 等へも積極的に参加し、 身近な家族への接し方や事業組織内の人間関係改善にも応用できる基礎能力を身につけ、 後期の保育実習などの臨床実務に不安をやわらげて参加していただきたい。

講義のながれ
1. 4/11 オリエンテーション、 自己紹介、 前期方針の調整
2. 4/18 ロールプレィ 「自己覚知と二重拘束体験」
3. 4/25 本とお話の世界への誘い ブックトーク・ストーリーテリング
4. 5/ 2 リフレィミング技法の習得 肯定的話し方の体験
5. 5/ 9 感覚特性 (視覚・聴覚・情感) の把握演習
6. 5/16 KJ法を援用して 集団援助 (グループワーク) 実技演習
7. 5/23 ストーリーテリング実技演習 「おはなしのろうそく」 から
8. 5/30 ストーリーテリング実技演習 続き
9. 6/13 ビデオ学習:児童虐待への対応例、 家族の絆づくり
10. 6/20 里親さん養親さんから 子育て体験を聞く
11. 6/27 面接技法の留意点とロールプレィ 「家族面接相談」
12. 7/ 4  「読む・聞く・伝える・動く・記す」 総合実技演習
13. 7/11 小集団討議方式 ケース事例検討 前期総合効果測定

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
1. 常に国語辞典又は熟語字典 (軽便型で可) を持参し、 誤字・当て字の訂正 (評価対象) を心掛けること。
2. 筆記具は、 実務と同じく、 常に黒インキ又は黒ボールペンを使用 (評価対象) して記述し、 膝の上などの筆記で必要に応じて用箋ばさみ (B5 判) が使用出来るように用意しておくこと。

成績評価の方法
 毎回提出する自己評価レポート (A4判・模擬業務日誌)、 実技測定 (3回)、 課題レポートおよび出席回数により総合評価を行い、 前期の効果測定とする。 ボランティア活動など学外での体験学習の状況を自主レポートとして提出した者は、 評価対象として加算する。

テキスト 松岡享子著 『えほんのせかい こどものせかい』 日本エディタースクール出版部



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