日本福祉大学 社会福祉学部

現代医療論

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 後期 加 藤 孝 夫

テ|マ
わが国の医療保障

講義のねらい
 本講義では、 将来、 広義の社会福祉専門職 (医療ソーシャルワーカーや医療事務職を含む) として働く上で不可欠な、 医療保障・医療提供制度の基本的知識と 「医療を見る目」 が身につくような講義をします。 ただし、 私の思想の押しつけや 「総論専科」 に陥る事を避けるために、 各制度の運用の実際や最新の政策動向等 「細部」 の事実に留意します。 合わせて、 2 回の特論で、 二木教授と私の最新の研究のサワリを紹介します (詳しくはテキスト により学んで下さい)。

講義のながれ
(全 13 回の場合。 一部変更の可能性あり)
第 1 回:オリエンテーションと 「戦後日本医療政策小史」
第 2 回:人口構造と疾病構造
第 3 回:医療提供制度− (1)医療関係者
第 4 回:                (2)医療施設                         ※第 1 回小テスト
第 5 回:医療保障制度− (1)医療保険制度                     ※同解説
第 6 回:                       〃   (つづき)
第 7 回:                (2)老人保健制度と公費負担医療制度等
第 8 回:                (3)医療給付方式と診療報酬制度        ※第 2 回小テスト
第 9 回:国民医療費                                         ※同解説   
第10回:保健医療対策の現状
第11回:特論T 「介護保険実施前後の県下市町村の状況」 (予定)
第12回:特論U 「二木教授の講義」 (予定)                      ※第 3 回小テスト
第13回:「100 のポイント」 の質疑応答、 レポート講評等               ※同解説

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 これは講義概要の 「要旨」 です。 講義履修者は、 必ず下記 「資料集」 所収の 「全文」 を読むこと。
 講義中に 4 回小テスト (第 1 回以外は講義冒頭 10 分間) を行い、 学生の勉学意欲を喚起するとともに、 学生の理解力・到達度を確認します。 小テスト 3 回以上受験を、 本テストの 「受験資格」 にします。
 講義を 「双方向的」 なものにするために、 次の 3 つの方法で、 質問・要望等を、 遠慮なく出してもらいます: (1)毎回の講義の最後 10〜15 分に質問・要望を受け付け。 (2)後述する小テストの解答用紙の余白に質問・要望等を記入。 (3)「学生相談日」 (時間帯は 「資料集」 参照。)

成績評価の方法
 成績評価の 「配点基準」 は以下の通り: (1)本テスト 80 点、 (2)小テスト 10 点、 (3)レポート 10 点。
 なお、 本テストも小テストも、 問題は予め公開した 「100 のポイント」=問題のプールからのみ出題します。

テキスト  (1)『現代医療論講義資料集 (2003 年版)』 と 『国民衛生の動向 2003 年度版』 (厚生統計協会) …ともに、 9 月発行・発売
 (2)二木立 『21 世紀初頭の医療と介護』 (勁草書房、 2001 年)、 または二木立 『介護保険と医療保険改革』 (勁草書房、 2000 年)、 または二木立 『保健・医療・福祉複合体』 (医学書院、 1998 年)
  (1)は、 必ず講義開始前に購入すること。
  (2)の中から 1 冊を選んで、 レポートを提出すること (400 字×5 枚。 ただし、 「努力目標」)。



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