日本福祉大学 社会福祉学部

福祉計画論

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 後期 石 川   満

テ|マ 市町村における地域福祉計画を考える

講義のねらい
 2002 年中には、 すべての市町村において、 第 2 期介護保険事業計画と第 3 期老人福祉計画が策定された。
 また、 2003 年 4 月には、 社会福祉法に基づき、 市町村地域福祉計画・都道府県地域福祉支援計画を策定することとなっている。
 この講義では、 国の 3 プラン (ゴールドプラン 21、 障害者計画、 新エンゼルプラン) の現状や課題を踏まえ、 地方財政の危機が言われている中で、 どうしたら住民の地域生活支援ができるような地域福祉計画を策定・推進することができるかを実例をもとに考えます。
 この地域福祉計画策定のための調査や策定過程、 運営管理などは、 社会福祉援助技術としては間接援助技術になりますが、 直接援助技術を行使するための前提条件として重要であり、 ソーシャルワーカーとしても必要なものです。

講義のながれ
1 . 本講義のねらいと概要
2 . 地域福祉計画を考える (福祉計画の性格・背景・発展過程などについて)
3 . 地域福祉計画を考える (新福祉事務所運営指針、 地域把握について)
4 . ゴールドプランからゴールドプラン 21 へ
5 . 市町村介護保険事業計画・老人保健福祉計画の現状について・事例検討(1)
6 . 市町村介護保険事業計画・老人保健福祉計画の現状について・事例検討(2)
7 . 新障害者プランについて
8 . 地方障害者計画の現状について (事例検討)
9 . 新エンゼルプランについて
10. 地方子ども家庭支援計画について (事例検討)
11. 市町村における地域福祉計画策定を考える(1)
12. 市町村における地域福祉計画策定を考える(2)
13. 今後の地域福祉計画を発展させるために (まとめ)

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 自分の住んでいる市町村や各地の地域福祉計画などについて、 日頃から関心をもって、 新聞・広報資料・インターネットなどを使って自主的・自覚的に学ぶことが必要です。
 福祉行財政論と併せて受講することにより、 理解を深めることができます。

成績評価の方法
 レポートまたは期末試験による。
 昨年度の出題は、 市町村における地域福祉計画の策定について論述問題。

テキスト 適宜レジュメを使用する
資料として 『福祉小六法』 みらい を毎回必ず持参すること
(国の 3 プランについての資料や、 計画策定の根拠法令等が網羅されている。)



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