日本福祉大学 社会福祉学部

社会福祉調査論

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 前期 荒 川 孝 之

テ|マ 社会 (福祉) を少しでも客観的に把握するための方法と考え方

講義のねらい
@ 福祉分野で行われている様々な調査の実際を紹介する。
A そのノウハウの基礎を伝え、 あらゆる方法で実態把握が可能なことを示す。
B 資料の整理、 データ化作業の基本なども併せて紹介する。
C 「社会」 を 「調査」 することの認識方法の課題を考える。

講義のながれ
1) 「なぜ社会福祉調査が必要なのか」+文献紹介
2) 調査プロセスと調査組織の概説
3) 調査方法@;福祉現場での情報化。 既存資料の活用
4) 調査方法A;いわゆるアンケート調査の手順
5) 調査方法B;集計の準備と考え方
6) 調査方法C;集計と表現の方法
7) 地域調査@;地域性を集団に着目して調べる
8) 地域調査A; 「個人と地域」 を考える
9) 調査方法D;フィールドワーク概説
10) 社会調査@;誰が/誰を調査するか
11) 社会調査A;人々はつくりあげられる
12) 社会調査B;プロフィールの再考
13) 現場調査@;当事者と支援者の関係を観察する
14) 現場調査A;調査グループの組織化にむけて

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
@所属しているゼミで何らかの調査実習がある場合には、 積極的に参加する。
A現場に出かけたときは、 意見・感想・反省だけでなく、 考えるキッカケになった事実・見聞きしたことを記録・整理する。
B調査報告書、 調査をベースに書かれた論文、 取材記事などをよく読むようにする。

成績評価の方法
以下により総合評価を行う。
@中間テスト1回 (授業中に内容を資料で予告)=10 点満点。
A小レポート4回 (最初の授業でテーマを説明)=15 点満点×4回。
B期末テスト1回 (やや長めのレポートを提出)=30 点満点。

テキスト テキストは指定せず資料を配布する。 参考文献は授業で紹介。



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