日本福祉大学 社会福祉学部

社会福祉原論 (社)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 3 後期 (週 2 回開講) 小 松 理佐子

テ|マ 新たな時代の社会福祉のパラダイムを考える

講義のねらい
 この講義のねらいは、 すでに教室で社会福祉の理論を学び、 実習やボランティア等を通じて社会福祉の実践に触れたみなさんと共に、 改めて社会福祉とは何かを考えてみることです。 今社会福祉は、 1990 年代に行われた改革をへて新たな方向に向かって進み始めています。 そのなかでは、 利用契約制度の導入や、 営利を目的とする事業者の社会福祉事業への参入など、 従来の社会福祉の枠組みではとらえきれない課題が生じています。 これらの動向を踏まえながら、 これからの社会福祉はどのようにあるべきか、 そしてそれを具体化していくためにはどのような方法の開発が求められるのか、 講義ではそれをみなさんに考えてもらうための視点や方法を提示していきます。

講義のながれ
1.現代における社会福祉
2.社会福祉の概念と枠組
3.社会福祉の思想と理念 (1) ノーマライゼーション
4.    〃              (2) 地域自立生活支援
5.社会福祉の対象 (1)  生活問題の出現過程
6.   〃          (2)  生活問題の展開
7.社会福祉のニーズ (1)  ニーズとは何か
8.   〃           (2)  ニーズの把握
9.社会福祉の諸理論 (1)
10.   〃          (2)
11.社会福祉の歴史をどうみるか (1)
12.     〃                 (2)
13.現代の社会福祉をどうみるか (1)
14.     〃                 (2)

1.社会福祉の供給体制 (1) 供給の形態と配分の原理
2.   〃               (2) 利用体制
3.社会福祉の行財政 (1)
4.   〃            (2)
5.これからの社会福祉 (1) 福祉国家と福祉社会
6.  〃             (2) 地方分権と住民自治
7.  〃             (3) 多元化
8.  〃             (4) 契約
9.社会福祉の政策と援助 (1) ケアマネジメント
10.   〃                (2) コミュニティソーシャルワーク
11.社会福祉実践の課題 (1) 専門職制度
12.  〃                 (2) 福祉労働
13.まとめ
14.期末試験

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
@この授業は1年次の 「現代の社会福祉」 で使用したテキストの内容を理解しているものとして進めるので、 復習をしておいてください。
A指定した社会福祉の理論書の中から1冊読んで、 学期末にそれについてのレポートを提出してもらいます。 その説明は初回の授業でします。

成績評価の方法
レポート30点 + 期末試験70点

テキスト 特にありません。



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