日本福祉大学 社会福祉学部

高齢者福祉論 (保)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 2 前期 (週 2 回開講) 近 藤 克 則

テ|マ 高齢者福祉 −−−現状と課題−−−

講義のねらい
 人は、 若くして死なない限り、 例外なく高齢期を迎え、 未経験の“問題”に直面します。 今後、 さらに高齢化が進む日本では、 さまざまな“高齢者問題”が次々と社会問題化することは間違いないでしょう。
 この講義のねらいは、 まず、 どのような問題がすでに生じているのか、 今後どのような問題が顕在化してくるのかなどを理解すること、 次に、 問題への対応がどこまで進んでいるのか、 今後求められる対応のあり方を考えることにあります。 高齢化する日本社会を生きていく学生諸君が、 今後新たに現れてくる“高齢者問題”に立ち向かうのに必要な基本的知識と考える視点を提供します。 前半は、 主に福祉臨床の側面を、 後半は主に制度政策面を扱います。

講義のながれ
前半 高齢社会とは
   高齢者の身体的・心理的特徴
   要介護高齢者とは
   身体障害
   痴呆
   高齢者医療と福祉
   リハビリテーションと MSW
   在宅ケア
   尊厳死・安楽死

後半 高齢者の社会・経済的特徴
   年金制度/所得保障
   老人福祉施設
   欧米諸国の老人福祉
   老人福祉法・老人保健法
   非営利民間活動 (NPO)
   新ゴールドプラン・ゴールドプラン 21
   介護保険
   福祉の3つの視点と2つの立場

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 講義資料集を使った予習復習をしてください。
 講義が双方向的になるように、 質問・要望等を歓迎します。 出席カードに記入して下さい。 学生に、 発言の機会を作ります。 積極的な発言を期待します。

成績評価の方法
 出席点20点、 期末試験80点

テキスト 近藤克則 『高齢者福祉論』 講義資料集、 生協で販売します。
【参考文献】
 田中荘司 『高齢者福祉論』 建帛社、 2000
 厚生の指標臨時増刊 「国民福祉の動向」 「国民衛生の動向」 「保険と年金の動向」 毎年出版されている。



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