日本福祉大学 経済学部

非営利組織論B

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 2 通年 野 村 秀 和

テ|マ 事業体としての非営利組織

講義のねらい
 新たな福祉時代を向かえ、 行政と企業が担うはずの福祉社会は危機の中にある。 この中で、 民間非営利組織の役割がますます重要になってきた。 これは世界的に共通した現象である。 多様なニ−ズに対応して、 事業として継続的・組織的に展開する場合の、 (1) 非営利組織の特徴と役割、 (2) 非営利組織の事業と組織、 (3) 非営利組織の業績評価を紹介し、 非営利組織のマネジメントの課題を明らかにしたい。

講義のながれ
T NPO セクターの台頭
 1 福祉国家の危機
 2 新たなパラダイムの出現
 3 NPO の定義
U 使命が第一
 1 使命とは何か
 2 荒天を乗り切ること
 3 目標の設定
 4 リーダーが負うもの
V 使命から成果へ
 1 マーケティング
 2 イノベーション
 3 資金開拓
 4 市場を定義する
 5 寄付者という支持層
W 成果をあげるためのマネジメント
 1 成果をどう評価するか
 2 成果をあげるための意思決定
 3 決算書のない決算
X 人事と人間関係
 1 職員、 理事会、 ボランティア、 コミュニティ
Y 自己開発
 1 人として
 2 役員として
 3 リーダーとして

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 単に、 文献上の知識だけでなく、 ボランティア活動への参加などでの体験学習を踏まえて、 継続的事業組織としての重要性を学んで欲しい。

成績評価の方法
 時間内小テスト、 感想文および期末試験の総合評価

テキスト 適宜レジュメを使用する。



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