日本福祉大学 経済学部

現代の企業B

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 MN  2 前期 守 田 峰 子

テ|マ 現代企業の理解と課題

講義のねらい
 私たちが通常の生活をする上で、 今や必要不可欠な存在になっているお店に 「コンビニエンス・ストアー」 (以下コンビニとする) がある。 コンビニは1平方メートルに 30 の品物 (以下アイテムとする) が上手に陳列されている。 一般的にいってコンビニは 100 平方メートルのスペースだから、 コンビニの店舗には 3000 アイテムがあることになる。 私たちの生活はとりあえず 3000 アイテムでやっていけるということである。
 ところでその 3000 アイテムはどこからやってくるのだろうか。 実はその1つ1つが直接・間接、 どこかの 「企業」 でつくられているのである。 現代の企業を代表する組織体は株式会社であるから、 ここでいう企業は 「会社」 という熟語で置き換えてよい。
 つまり、 逆をいうと私たちの生活はどこかの会社がつくったものがなければ成り立たないということである。 ちょっとお腹がすいたからコンビニに飛び込んでサンドウィッチを買ったとしても、 そのサンドウィッチは○○食品株式会社の製品で、 牛乳は△△乳業株式会社の商品ということになる。
 したがって、 私たちの生活は企業あるいは会社なしでは成立しないと考えられるほどに、 現代企業は私たちの生存そのものに密着していると考えるべきである。 大学を卒業すると多くの学生は会社に就職していくことを考え併せると、 現代企業の理解とその課題を探っておくことは、 現代の学生にとってまさに必須の急務というべきである。

講義のながれ
1. 企業−−−営利企業と非営利企業
2. 企業と会社 (企業は普通名詞・会社は固有名詞の考え方)
3. 企業努力と会社の実績
4. 株式会社
5. 企業の組織
6. 日本の大企業
7. 日本の中小企業
8. 企業家と起業家
9. 企業の国際化と多国籍企業
10. 企業をめぐる諸課題
  なお、 現代企業の現状については、 必要に応じてビデオを使用して紹介する。

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 ビジネス・ノンビジネスにわたる企業について理解しておくことは、 学園を巣立っていく学生の誰にも必要にして不可欠な常識であると考えられる。 この講義では、 受講生と共に考えながら、 楽しく授業を進めたいと願っている。

成績評価の方法
 レポート、 教室での小テスト、 出欠状況、 期末試験の成績などを総合して評価する。

テキスト 必要に応じてその都度指示する。



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