日本福祉大学 経済学部

福祉社会

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 MN  1 前期 小 椋 喜一郎

テ|マ 歴史の中から福祉社会を考える

講義のねらい
 歴史とは、 暗記科目のように思われ、 苦手意識を持つ人が多い。 しかし、 歴史は、 暗記ではなく、 そこから学ぶものである。 学ぶことを通して、 我々の未来社会を見つめ直すのである。 この授業は、 江戸時代の歴史を中心として、 様々な人々の 「生活」 や 「生きていくこと」 に焦点をあてつつ、 福祉社会とは何かを考えていく。 又江戸時代の史料などに目を通し、 それを読み、 解釈する力を養うことも目指していく。 それによって、 これからの福祉社会を担っていく力をつけてもらう。

講義のながれ
1 福祉国家から福祉社会へ (1) ─ 福祉国家とは
2 福祉国家から福祉社会へ (2) ─ 福祉社会とは
3 福祉社会の始まり ─ 古代・中世
4 キリスト教の伝来の時代と福祉社会
5 幕藩制国家と福祉社会 ─ 村落共同体
6 知多半島の中の貧困者救済
7 会津藩と間民分限制度
8 加賀藩と貧民小屋制度
9 江戸時代の当道座制度
10 江戸時代の 「ごぜ」 と呼ばれる人々
11 江戸時代の盲僧制度 (1)
12 江戸時代の盲僧制度 (2)
13 近代社会と慈善事業
14 福祉社会の課題 ─ まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 この授業は、 出席だけでなく、 出席による参加を重視している。 毎回、 「授業ふりかえり票」 によって、 各人の考え方などを書いてもらう。 従って、 書くことに意欲的でかつ主体的に授業に取り組む人のみ受講してほしい。 私語をする人や寝る人は、 即レッドカードとなる。 又途中の入退場は認めない。

成績評価の方法
 出席を重視し、 「授業ふりかえり票」 の課題等に真剣に取り組むことが要請される。

テキスト レジメ等を配布する。



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