日本福祉大学 経済学部

心 理 学 A

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 E  1 前期 中 村 信 次

テ|マ 「こころ」 の不思議について考えてみよう。

講義のねらい
 誰もが自分の 「こころ」 を一番よく理解しているのは自分自身であると思っている。 しかしながら、 自分の鼻の形は鏡に映してみないとわからないように、 自分の 「こころ」 も心理学という鏡に映してみないことには、 その正確な姿を描き出すことはできない。 この講義では、 学生諸君にはあまりなじみのない実験心理学を中心に、 これまでの心理学研究を概観し、 人間の 「こころ」 の不思議さを解説、 さらにこの難問にいかにして科学的にアプローチしていくのかについて議論していく。

講義のながれ
下記の心理学の各研究分野について概説する。
(なお下記の項目はあくまでも目安であり、 学生諸君の興味や習熟度を考慮して変更することもありうる)
1 学問としての心理学の定義
2 知覚:外界をいかにして認識するのか
3 学習:経験による知識の獲得
4 思考:合理的に考えることの仕組み
5 動機付け:意欲と感情のメカニズム
6 社会:集団の中での人間
7 人格:性格の測定と個人差
8 発達:心の成長
9 臨床: 「こころ」 の問題をめぐって
10 応用:現実社会での心理学の応用
11・12 実験:実際に心理実験を体験する 13 まとめ

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
講義内で指示する関連図書をよく読み、 講義で示された事項に関しよく復習すること。

成績評価の方法
出席点  50% (授業内で不定期に行う小テストの回答をもって出席に代える)。
期末試験 50%

テキスト 最初の授業で指示する



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