日本福祉大学 経済学部

日本の歴史A

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 MN  1 通年 谷 口   央

テ|マ 「戦国動乱」 と 「天下統一」 の理由を探る

講義のねらい
 本講では 15〜16 世紀の日本、 いわゆる 「戦国時代」 をテーマとして扱う。 特にこの時代を生き抜いた人物 (大名から百姓まで) の行動を素材として、 物事に対する論理的な思考方法を身につけることを目的とする。
 大学教育は高校までと違い、 暗記だけでは何の意味もなさない。 授業で得た知識を元に、 なぜこの事件は起きたのか、 なぜ戦国と呼ばれる時代になったのかを自分自身で考え、 その根拠及び解答を導き出す必要がある。 そこで、 この 「なぜ」 を論理的に組み立てる訓練を行うことから、 大学教育=研究にスムーズに入っていけるようにしていきたい。

講義のながれ
(前期)
1 応仁の乱と室町幕府の崩壊
2 細川政権と畿内の状況
3 北条早雲の登場
4 武田信玄と上杉謙信
5 戦国時代の村・町(小牧・長久手の戦い)
6 百姓と宗教 (一揆集団の形成)
7 毛利元就と三本の矢
8 桶狭間の戦い (織田信長の登場)
9 足利義昭の上洛
10 信長包囲網の形成
12 室町幕府の崩壊
13 信長と天皇・将軍
14 本能寺の変前夜

(後期)
1 織田信長の天下構想
2 本能寺の変の真相
3 羽柴秀吉 (豊臣秀吉) の登場
4 信長の後継者争い
5 徳川家康との決戦
6 四国・九州攻撃から天下統一へ
7 太閤検地と兵農分離
8 徳川家康の活躍
9 太閤と関白
10 東アジアと秀吉の野望
11 朝鮮出兵
12 五大老・五奉行
13 秀吉の死と関ヶ原の戦い

学ぶ上での注意・担当教員からの希望
 授業終了後は歴史の流れを再確認し、 常に自説を組み立てるよう心がけて欲しい。 注意点は奇抜な見解ではなく根拠・説得力のある見解を持つこと、 わからないことは質問するの 2 点。 なお、 講義の内容に即した試験を行うので、 授業に出席してノートをとることが単位取得には不可欠である。

成績評価の方法
前期はレポート (40 点)、 後期は期末試験 (60 点) とする

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